僕は長年頭皮のべたつきと臭いに悩んできました。初めに意識したのが20歳前後、今40過ぎのおっさんですから、約20年間悩んだことになります。今日は僕がどうやってこの悩みから解放されたか書いてみます。
●シャンプーをしすぎると皮脂腺が発達して皮脂が過剰分泌される!
●シャンプーは界面活性剤に何を使っているのかを見る!
目次
実は……。ただシャンプーを変えただけです。
僕が何をしたのかというと別に難しいことは何もありません。単にシャンプーを変えただけです。20歳からのシャンプー遍歴を書いてみると「市販のシャンプー」(誰でも知っている某王手メーカーのものです)→「リーブ21のアクティシャンプーR」→「石けん」となります。
一番ひどかったのが市販のシャンプーを使っていたときです。脂が吹きだしてくるような状態です。蒸し暑い日はとくに地獄でした。脂がひどく出る、かゆくなる、臭いも出る、という三重苦です。
それがアミノ酸系のシャンプーであるリーブ21のシャンプーに変えて気にならないほど改善して、「石けん」に変えた今は、耳かきの腹(木のやつです)で頭皮をなでてもほとんどその腹が汚れなくなりました。

そもそも臭いの原因は何なのか?
頭皮の臭いの原因はそもそも何なのかと言うと、皮脂が酸化してできる脂肪酸や過酸化脂質などです。
皮脂というのはもちろんあのベトベトの元です。つまり臭いとベトベトは直接つながっている、ということになります。臭いを取りたいのなら、その元である皮脂をどうにかしないといけない、ということになります。

なぜ皮脂が過剰に分泌されるのか?
では、なぜ皮脂が過剰になってしまうのかというと、それはズバリ、毒性の強いシャンプーで頭を洗いすぎるからです。
問題はシャンプーに入っている成分と、洗う回数です。
僕の体験だけでは説得的ではないかもしれないので皮膚科の先生の説明を引用してみます。『シャンプーをやめると、髪が増える』(宇津木龍一著)からの文章です。
シャンプーをしすぎれば、皮脂腺が大きく発達し、発達した皮脂腺からは、皮脂がジュクジュクと出てくるようになります。なぜなら、シャンプーで頭の皮脂をすっかり洗い落としてしまうと、皮脂が不足してきます。そのため、皮脂を大量につくって補わなければならなくなり、したがって、皮脂腺が大いに発達するのです。
臭いがするからという理由で1日2回も3回も洗っていたら、もっと臭くなる可能性があるということです。
皮脂と臭いが関係していて、さらに、あなたにもおなじみのオイリーヘアーはシャンプーのし過ぎに関係があるということです。皮脂腺が発達しすぎると、しかももっと怖い弊害があります。例えばこういうことです。
皮脂腺が発達しすぎると、毛に供給されるはずの栄養の多くが皮脂腺へいってしまい、そのため、毛は栄養不足の状態におちいってしまいます。そうなれば、髪が十分に成長できなくなることはいうまでもありません。太くて長い毛が減って、逆に、細く、短いうぶ毛のような毛が増えることになるのですから、髪は当然、まばらになり、薄毛への道をたどることになります。
あなたが男性で髪のことで悩んでいて、しかもオイリーヘアーだったら心当たりがあるはずです。少なくとも僕にはあります。
僕の場合は特にうぶ毛の部分です。24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという恐怖を味わったときに、一番心が痛んだのが髪が以前より細くなっているという事実と、うぶ毛が抜けるという事実でした。

解決策はシャンプーを変えることです
僕はさっきも言った通り「市販のシャンプー」から「リーブ21のアクティシャンプーR」に変えました。これで異常なベトつきから解放されました。1日1回の洗髪で臭いもほぼ許容範囲になりました。そのときに付き合っていた彼女に会社帰りの頭皮をかがせて確認してもらってました❤
ただし、脂は前よりは減ったものの、やはり耳かきの腹を結構な勢いで汚します。夏などは脂がこんもり付きます。そのこんもりが解消したのは「石けん」に変えてからです。ここまで20年かかりました。

「石けんシャンプー」ではありません「石けん」です
こういう話をすると、石けんシャンプーだと勘違いして相変わらず市販の毒性の強いシャンプーに手を出す人がいますが、僕が言っているのは基本的に「カリ石けん素地」でできている昔ながらの「石けん」のことです。
ポイントは余計なものを肌につけないということです。僕はアレルギー体質で肌のかゆみにずっと悩んできました。それが衣服用の洗剤、食器用の洗剤、ボディシャンプー、ハンドソープをやめた途端にかゆみがまったくなくなりました。こうしたものには毒性の強い合成の界面活性剤が入っています。
例えば『合成洗剤 買わない主義使わない宣言』(坂下栄著)という本のなかでは、台所用合成洗剤をラットの背中に塗るとどうなるか、という実験をしています(1日1回の塗布)。ほとんどのラットは皮膚障害を起こし、中には背中に塗ったのに腹から出血して死んだ例まで示されています。
こうした毒性の強い合成界面活性剤と同じものがシャンプーにも入っています。常識的に考えて、こういうものは頭につけないほうがいいということになります。

界面活性剤とはそもそも何?
汚れで一番取りにくいのが油汚れです。界面活性剤というのは簡単に言うと油を水になじませ分散させる働きをする物資のことです。分散させたところを水で流してしまえば汚れが落ちるということになります。
頭皮の脂も強力な界面活性剤を使って流してしまえば、臭いも防げるというのは理屈に思えますが、ここに落とし穴があるということです。あなたの頭皮は汚れがついている皿と一緒に扱ってはいけないということです。

シャンプーの成分をきちんと確認していますか?
「リーブ21のアクティシャンプーR」から「石けん」に変えたと書きました。リーブ21自体は評判があまりよくないようですがこのシャンプーは非常によく出来ています。界面活性剤も毒性が非常に弱いと言われるものを使っています。ではなぜ変えたのかというと、それでも僕にとっては「余計な成分」が入っているからでした。
世の中には「美容師おすすめ」などとうたっている高価なシャンプーがあります。天然成分由来90%などといかにも頭皮によさそうなフレーズをつけているものもあります。ただこういうものも実際の成分を見てみると、「防腐剤」が入っています。
界面活性剤はマイルドなものを使っていますよ、と暗にアピールしている一方で肌に害になる成分が入っているということです。防腐剤は頭皮の常在菌を殺してしまいます。結論としては、さっきの言葉を繰り返すことになります。余計なものは頭につけない!です。

食べられないものは肌には付けない! が原則です!
僕は今「池田さんの釜焚き石けんシャンプー」というシャンプーを使っています。「カリ石けん素地」以外にハチミツなども入っていますが、すべて植物由来、天然由来の成分です。
事実「一釜ごとに試食してお届けしています」と書いてあります。基本的には食べられないものは肌には付けないということを基準にすべきです。僕はこの「石けん」でまさに人体実験中です。皮脂の問題はほぼ片がつきました。臭いの問題も片がつきました。変化としてはフケが出るようになりました。フケは皮膚でいうところこの垢と同じです。
きちんと皮膚の細胞分裂がされていれば必ず出るものです。これは量が多すぎると問題になり、少なすぎても問題になります。以前の僕はまったくフケが出ませんでした。それが20年ぶりにフケを経験しています。
抜け毛の本数は常時洗髪で60本以上は抜けていたのが、半分になりました。自分ではいい方向に向かっていると思います。ただしこれに関してはもう少し人体実験が必要だと思っています。経過をまた報告してみます。今日のベタつきに関する結論を下にまとめておきます。
●頭皮のベタつきは発達しすぎた皮脂腺が原因!
●臭いは皮脂が酸化してできる脂肪酸や過酸化脂質が原因!
●皮脂腺はシャンプーのしすぎで発達する!
●毒性の強い合成の界面活性剤を使っているとベタ付きは解決しない!
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