
シャンプーをやめる
スーパーで買えるような市販のシャンプーには毒性の強い
界面活性剤
(油を水になじませ分散させる働きをする物質)
が入っています。
こういうものを使っている限り頭皮の調子が上向くことは絶対にありません。
また比較的毒性の強くないと言われるシャンプーにも必ず
防腐剤
が入っています。
防腐剤は頭皮の大事な常在菌を殺してしまう
とわかっています。
よく「頭皮を弱酸性に保ちます」などという愚かなキャッチフレーズをつけているシャンプーがありますね。
頭皮というのは何もしなくても常在菌の働きによって弱酸性に保たれています。
だから実は
頭皮の状態を悪くするだけのものにお金を払っている
というのが、シャンプーを使っている人の現実です。
こういう現実に気が付かないのは単にシャンプー会社のプロパガンダ(宣伝)が巧妙だからです。
僕の場合で言えば、まず洗髪だけで200本抜ける状態が8か月続くという恐怖を24歳のときに味わいました。
そのときに
市販のシャンプーをやめて、リーブ21のアクティシャンプーR
に変えました。
これを愛用して10年以上使い続けました。
そのあと額の生え際が一気に1センチ弱後退する別の恐怖を味わいました。これが30台後半、40歳が見えてきた年齢のときです。
このときはリーブ21のアクティシャンプーRもやめて
石けん
で頭を洗うようになりました。
変えた当初は頭皮も一緒に洗っていましたが、最近では、頭皮は水やお湯だけで流し、髪の毛をたまに石けんをつけて流しています。
これが今の僕のスタイルです。
洗髪だけで200本抜ける状態はリーブ21のアクティシャンプーRに変えることで乗り越え、そのあとの危機はシャンプー自体をやめることで乗り越えました。
石けんに変えて以降は、夏場は洗髪だけで100本抜ける日もあったのが、3分の1以下に減りました。
シャンプーをやめて
抜け毛が3分の1以下になった
わけです。
抜け毛が半分以下になる育毛剤をあなたは知っていますか?
もし湯シャンや石けんに抵抗があるのなら、僕のようにアミノ酸系(僕が使ったのがリーブ21のアクティシャンプーR)と言われるシャンプーを間に挟んでもいいと思います。
薄毛対策として最も効果があるのは、シャンプーをやめ、余計なものを頭につけないようにすることです。

食事を改善する―加工品を食べない
僕の経験でいうと頭皮が一番ベトベトになるのは
●脂っこいものを多く摂ったとき
●1日2回シャンプーで洗ったとき
です。
脂っこいものを食べるとベトベトになりがちというのは誰でも経験していることかもしれませんが、炭水化物を多く摂ったときもまた同じようにベトベトになります。
炭水化物を極端に嫌う糖質制限は不毛ですが、過食することは確実に悪影響があります。
シャンプーで皮脂を必要以上に落としてしまうとかえって皮脂腺が発達して、余計に皮脂が分泌されるようになります。
2回洗って、食事は天丼やかつ丼だけ
というのは僕の経験上髪にとっては最悪なわけですね。
ではどうするか?
僕はある程度の枠組みを作ってそのなかでおいしく食事を楽しむようにしています。
枠組みの参考にしたのが『日本の長寿村短命村』(近藤正二著)という本です
この本はどの地域のどこに短命の人が多く、逆にどこに長生きの人が多いのか調べた著者のフィールドワークです。
この本を見てみると例えば米を大食しているところは短命だとわかります。
そこに塩辛い漬物などをセットにしていると明らかに短命になるそうです。
また、野菜を摂らない地域も短命のところが多いとわかります。
ほかには米ではなく大豆を食べていると長生きが多く、またフルーツは野菜の代わりにならず、魚ばかり食べていて野菜を食べないとやはり短命になるということもわかります。
こういう優れたフィールドワークがあるのですから大いに参考にすればいいだけです。
●大豆を食べる
●野菜をしっかり食べる
こういうことを基本にして、「ではタンパク質はどうするか」なとど考えていけばいいだけです。
ハゲの原因はいまだにわかっていません。
原因の一つしてうっすらと男性ホルモンが関わっている、とわかってきただけです。
もちろん
加齢もハゲを進めます。
死ぬ直前まで白くもならず、薄くもなっていなければそれは
植えるか、被るか、している
だけです。
だから加齢をより後ろに倒す工夫をすることが薄毛対策になります。
長寿の人がしていた食事を真似ることがまずは肝心だと言えるわけですね。
なお、野菜を摂るといってもコンビニを多用するような食事はそもそも栄養を摂ったことにならないから注意が必要です。
加工食品には、添加物の問題があり、やはりおすすめできません。
食事を含めた記事はこちらでも詳しく扱っています。
サプリを飲む
サプリの定番と言えば、ノコギリヤシが入ったサプリです。
ここに髪の健康によいとされる成分を足したものがいろいろな会社から出されています。
ただ、髪のことを考えるなら、見るべきポイントは決まっています。
それは、
ノコギリヤシの質と量
を見るということです。
ノコギリヤシというのはアメリカの先住民が強壮剤として用いていたもので、この先住民にハゲが少なかったと言われています。
また、ハゲ用の薬として有名なフィナステリドはこのノコギリヤシを化学合成したものです。
フィナステリドというのは、もともと前立腺肥大の治療に使われていた薬をハゲ用に容量を変えて転用したものですね。
だから、ノコギリヤシが尿漏れに悩む年配の男性に愛用されているわけです。
このノコギリヤシの質と量を考えたときに、僕が最もおすすめするのは
『Growth Project.BOSTON』(ボストン)
です。
このサプリは『医学と薬学』という医学雑誌に臨床試験の結果が載っているという本格派です。
本来サプリは機能をうたってはいけないので、大々的に宣伝はしていませんが、被験者のデータを見るとはっきりとした効果が期待できます。
他にはない、このサプリだけの特徴は
ノコギリヤシを液状で閉じ込めている
という点です。
液状ではなく粉状にすれば純度は落ちてしまうし、また吸収率も液状に比べて劣ってしまいます。
また超臨界抽出法という抽出方法を採用しており、成分の変化を起こりにくくしています。
ノコギリヤシの質と量を考えるのであればこのサプリ以外には考えられません。
僕の場合は、飲み始めてすぐに、
髪にコシを感じる
ようになりました。
薄毛の進行では必ず髪が細くなるという変化が見られるので、この変化と逆行する変化が得られたことですね。
サプリでこれは大変な成果のはずです。
なお、ノコギリヤシの質と量のみに目を向けるべきだといったのは、そのほかの栄養素に関しては
食事から摂るのがベスト
だ、という考えからです。
特にサプリで気をつけなければならないのは、ビタミンCやビタミンBなどという栄養素が原材料表記の前に来ているものが意外に多いということです。
こういうものは人工合成された栄養素が多く含まれているということを意味します。
添加物もばかにならない量が含まれているものも多く、単に肝臓をいじめるだけの結果にもなりかねません。
栄養素に関しては食事で摂るのがベストです。
今わかっている栄養素で野菜に含まれる栄養素を全部説明できているわけではありませんね。
「未知の栄養素」も含めて食事から摂るのが理想ということになります。

毎日運動をする
筋トレするとハゲるなどという俗説を信じて運動自体をやめてしまう人がいますが論外です。
確かにスポーツ選手がするような激しい運動をすれば影響があるかもしれませんが、運動をすれば成長ホルモンが出るとわかっています。
心身ともにいい状態を保つためには運動は必須です。
僕の場合は通勤を利用して毎日合計2時間程度のウォーキングまたはサイクリングを欠かしていません。
休日は朝方20分程度のランニング+1時間程度のウォーキングをします。
以前はジムに週2回程度通ってそこで汗を流すことを習慣にしていましたが、残念ながらコロナ禍でずっと中断しています。
その代わりに通勤時間帯をフル活用しているわけです。
結局
髪は血余
ですから、生活習慣の改善自体が髪の健康につながるという考えに無理なところなどありません。
運動をしっかりすると、寝つきが驚くほどよくなります。
僕は睡眠薬を定期的に服用するほど寝つきが悪いほうでしたが、運動をしっかりしているここ数年はまったく飲まずに眠ることができています。
黄金の時間帯に睡眠をとる
睡眠の理想は
22時から翌2時の間にしっかり寝ること
です。
いわゆる黄金の時間帯というやつです。
さらにここにノンレム睡眠という深い睡眠を重ねることがベストになります。
なぜ黄金の時間帯と言われるのかというとこの時間帯に成長ホルモンが出るとわかっているからです。
髪はケラチンというタンパク質でできていて、成長ホルモンがこの合成を促します。
だとするとここで睡眠をとれないのはかなり痛い、ということになりますね。
もちろん眠れないのに無理をして睡眠薬に頼るというのはおすすめできないので、睡眠の準備をしかっかりと整えておくことが重要です。
その一つがさっきあげた「運動」です。
それと僕は入浴は何時まで、コーヒーを飲むのは何時まで、スマホを触るのは何時まで等、睡眠のための細かいルーティンを持っています。
『スタンフォード式 最高の睡眠』(西野精治著)と『sleep』(ショーン・スティーブンソン著)という本を読むとこのあたりのことはすべて解決できるはずです。
番外編 薬を使うことは論外です!
今、薄毛治療というのはクリニック一択と言われています。
あるいは
薬一択
と言われています。
あなたがクリニックに行ったとしましょう。
そこで出されるのは、大抵
フィナステリドとミノキシジルのタブレット
という組み合わせです。
ここにミノキシジルの外用薬(塗るタイプのやつです)、やサプリなどを組み合わせるのが定番です。
元々日本における薄毛対策は育毛サロンに通うというのが、言ってみれば定番で、その効果に不満を持っていた人がついに本物が現れたとばかりに、飛びついたのがこのクリニックによる「治療」です。
いまでは、
ハゲを改善したくて薬を飲まないやつはバカ
くらいの言われ方までされています。
では、この薬を用いた「治療」というのは本当にハゲの救世主なのでしょうか?
僕の答えは、はっきり「NO」ということになります。
まず前提として考えるべきなのは、男性型脱毛症というのは、
そもそも「疾患」ではなく「症状」
なんだということです。
死に至る病ではないということです。
その症状に対して、西洋薬を用いているということに注意する必要があります。
よく自分の顔面にコンプレックスを持っている人が、骨を削るようなことまでして顔の形を変えていますね。
ブスとかブ男というのは当たり前ですが「病気」ではありません。
それを就職の面接で不利になる、恋愛ができない、などと強引に理屈をつけて「治療」をしているだけです。
本来生活のクオリティというのはそういうものではありません。
薄毛治療というのもこれとまったく一緒
です。
本来医者の出る幕ではないところに、生活のクオリティを強引に持ち出して「治療」をしているだけの話です。
ハゲ・薄毛というのはコンプレックス産業でとにかく金になります。
ここにたかっているということでいえば、医者も育毛サロンも実は大差がありません。
そもそもフィナステリドという薬はさっきもすこし触れたように、前立腺肥大の薬を容量を変えてハゲ用に転用したものです。
この薬は薄毛の原因であると言われている、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制します。
この薬自体はとても副作用の頻度が少なく、あったとしても軽いものばかりだとされています。
実際クリニックではそういう説明がされているはずです。
ただし、この薬を開発したメルク社の臨床試験のデータというのはほとんど改ざんに近い状態だったとロイターのスクープで分かってきました。
神話扱いされていたポストフィナステリドシンドローム(フィナステリドをやめてもなおつづく後遺症のこと)も臨床試験で確認されていたのに、それを意図的に副作用の例に含まなかったとわかっています。
ロイターがこうしたスクープを手に入れたのは、アメリカで行われたプロペシア(フィナステリドが薬剤名)の裁判においてです。
そもそも
アメリカにおいて1100件以上の裁判が自殺してしまった遺族や後遺症に苦しむ本人から起こされていた
とあなたは知っていましたか?
少なくとも「髪が生えてきてワロタ」的なノリで使うような薬では間違ってもない、とわかるはずです。
もう一つの薄毛治療の救世主と言われてるミノタブ(ミノキシジルのタブレットのこと。飲み薬です)についてはどうでしょう?
まず、この薬について知っておかなければならないのは、
ハゲ用の薬ではない
ということです。
ミノキシジルタブレット(商品名:ロニテン)というのはアメリカで認可されている降圧剤で、副作用として多毛症が見られたため、その副作用目当てに使用されているだけです。
重要なのは、この本来の降圧剤としての使用に関してもアメリカのFDA(アメリカの厚生労働省のようなところ)から
Black box warning
というFDAが発する警告としては最も強い警告が出されているということです。
降圧剤としての治療にもそれだけの高い警告が出ている薬を髪が生えるから、などという理由だけで、人に対して使っている、というのがそもそも倫理的に許されるのかどうかさえ僕には疑問です。
臨床のデータを集めるために人を実験台に使っていると取られてもおかしくないようなことに、どんな「正義」があるのでしょうか?
このような薬を「症状」に使うなどということは論外です。
西洋薬というのは
毒をもって毒を制す
というのが基本です。
制すべき毒などどこにもないのに毒だけ飲んでいる
というのを異常だといわないのでしょうか?
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