女性の育毛はどこから始めるのが正解なのか?

羽田三樹夫
僕は人生で何度もこれはやばいなという危機を乗り越えてきました。なにがやばいかというともちろん髪のブログですから「髪がやばい!」です。今日は僕がやばいと思った時に何を最初にしたかを紹介してみます。そして僕がしたことが男女問わず通用すると思う根拠を示してみます。企業のプロパガンダ(=宣伝)に乗っかっていると僕の経験から確実に髪は薄くなってしまいます。

 
 

まずはシャンプーの界面活性剤をやめること

僕が24歳のときに洗髪だけで抜け毛200本の状態が8カ月も続くという恐怖を味わったとき最初にしたのがシャンプーを変えるということでした。このときは市販のシャンプーからリーブ21のシャンプーに変えました。

また40歳を超えて「ハゲの危機第三波」が到来か、というときもシャンプーを変えました。今度は長年愛用したリーブ21のシャンプーから、純石けんに変え頭皮は洗わず、髪だけを洗い流すようになりました。
 
 

僕の髪の洗い方はこんな感じです!
 
 
今男性の薄毛対策というのは、ほとんど確立されていて、疑う余地のないような言われ方さえ、されています。だから「髪は血余」なので「生活習慣こそ命」で「余計なものを髪(あるいは頭皮)につけないのが一番の育毛なんだ」という類の主張をすると単にモノを知らないバカのような目で見られることさえあります。

ただし、当たり前の話ですが、わかっていると言われている、というだけであって未だほとんどわかってはおらず、確立されて疑う余地もないとされている「治療」などというのは幻想にすぎません。

今男性の薄毛治療の基本はミノキシジルの投薬になっています。ミノキシジルというのはアメリカで使用されている降圧剤です。この降圧剤に多毛症の副作用が見られたので容量を変えて使っているだけです。アメリカのFDAからは「black box warning」というその使用に関して高い警告が出されています。

 
 

くわしくはこちらからどうぞ!
 
 
薄毛治療に使われている理屈は、美容整形のそれとまったく同じです。つまりブスであったり、ブ男であったりすると生活のクオリティが下がるので「治療」が必要なんだという理屈です。ただブスとかブ男というのはそもそも病気ではありませんね。

同じように男性型脱毛症というのは症状であって疾患ではありません。病気ではないところで医者にかかりましょう、というのなら理屈が必要になりますが、それがハゲだと生活のクオリティが下がるからというものです。

本来生活のクオリティは病気によってもたらされるものであったはずですが、それがハゲだと就職に響くとか、女性にもてないとか拡大解釈をしているだけです。

まず大前提として女性にもてないというのは本当のことでしょうか? 僕が以前書籍の中で見たアンケートでは女性から見て「薄毛」は致命打にならないと出ていました。アンケートの仕方や対象によっても変わってはくるでしょう。それでも中断すれば効果がなくなる降圧剤を一生飲み続けるというところに行くまでには随分飛躍があると思えてなりません。

少なくと薬に飛びつくまでにはすることが山ほどある、というのがこのブログの結論です。

 
 

ハゲに関するアンケートについてはこちらからどうぞ!
 
 
黒沢月男
今日は女性の育毛ですか?
羽田三樹夫
まず男性の薄毛治療について触れたけど、女性についても理屈はまったく同じだと思うわけ。
黒沢月男
だから「治療する」前にやることが山ほどあると。
羽田三樹夫
今の治療というのは、本当に「荒業」の類だな。西洋薬の基本というのはあくまで毒を持って毒を制すだから。制すべき毒もないのに毒だけ飲んでいたらお前大丈夫か?となるよ。
黒沢月男
やっていることはブスやブ男では生活のクオリティが下がるから骨格自体を変えてまで治したほうがいいんだ! というのと違いはないということですか。
羽田三樹夫
そういうプロパガンダが奏功しているってことじゃないの。顔面の骨格をいじるくらいの荒治療をしようっていうんだったら、当然その後の副作用だって考えなければいけないし、それは薄毛の治療もまったく同じだと思う。前立腺の治療薬だったものをハゲ用に転用したフィナステリドと降圧剤のミノキシジルが薄毛対策の基本ですって言われても、西洋薬なんだから必ず、副作用があるわけ。それは毒を持って毒を制すという考え方の延長ではない「活用」だよ。
黒沢月男
そういう「治療」に飛ぶことに比べれば頭に付けるものを見直す、なんて本当に簡単にできるわけですね。
羽田三樹夫
そう。頭のことが問題なのに頭に付けているものに関してはあまりに無頓着な人が本当に多いんだな。俺の友達でフィナステリドを服用しているやつがいるけど「シャンプーなんてどれ選んでも一緒」って本気で言っている。
黒沢月男
このブログでは界面活性剤の話をさんざんしてきましたね。スーパーで売っているシャンプーで頭を洗うっていうのはカルボナーラを食べた皿をごしごしやるようなものだっていう。
羽田三樹夫
人間の頭は油のついた皿とは違うわけだな。一滴落としただけで油が落ちるんだったらそれが皮膚に触れたときの影響のほうをよく考えたほうがいいよ。事実、食器用洗剤を素手扱うと手が荒れるってだれでも知っていることのはずだ。
黒沢月男
まずはそういう毒性の強いシャンプーをやめることですか。
羽田三樹夫
本当に簡単なことのはずだ。明日からだってできるよ。俺の場合は市販のシャンプーからアミノ酸系といわれるシャンプーに変えた。こういう経路をたどってもいいとは思うけど、結局頭皮に優しいと言われるアミノ酸系シャンプーにも防腐剤が入っているわけだから。
黒沢月男
頭皮が酸性に保たれているのは、常在菌の働きが大きいわけですよね。その常在菌が防腐剤によって殺されてしまうということでした。
羽田三樹夫
湿気の多い風呂場に置いて腐らないのは、防腐剤が入っているからだな。ちなみにアミノ酸系のシャンプーと言うのは「美容師おすすめ」とかそういう髪や頭皮にいいとうたわれているもののほとんどがそうだ、と考えていい。1本3000円~5000円するもの。
黒沢月男
髪にいいと言われる成分ばかり使っていて、悪い成分はほとんど使っていないように宣伝されますね。
羽田三樹夫
俺も長年アミノ酸系のシャンプーを使ってきたから看板に偽りなしの部分はあるとは思う。ただ、防腐剤の例をとっても頭皮にいいことばかりではないということだな。とにかくまず必要なのは、自分の頭に毎日つけているものはどんなものなのか、自分でよく確かめるということだよ。
黒沢月男
初めにシャンプーをやめるというのが男女問わず、結論になりそうということですか。
羽田三樹夫
このブログではずっとお世話になってきた文言をまた引用してみよう。界面活性剤が頭皮のバリアをこわして、頭皮の新陳代謝を衰えさせる、ということに加えて防腐剤を頭に付けるとこんな影響が考えられると触れている部分だ。

 
 

シャンプーにはパラベンなどの強力な殺菌作用のある防腐剤が入っています。防腐剤は頭皮の常在菌を殺します。常在菌は頭皮に隙間なく棲みつくことで、他の細菌やカビの侵入を防ぐ大切な働きをしています。その常在菌が減れば、ふつうなら侵入できないマラセチアをはじめとした病原性のカビや雑菌におかされ、脂漏性皮膚炎のような、皮膚の炎症を起こして、赤くなったり、かゆくなったり、フケがひどくなるなどの症状が常に続くようになり、髪の成長を妨げます。
 シャンプーをやめれば、常在菌を殺さずにすみ、頭皮は健康で、かえって清潔な状態が保たれて、髪の成長にとっても良好な環境が確保されることになるのです。 
シャンプーに害があることは、いまや疑う余地のない医学的な事実です。薄毛の進行を遅らせたいのなら、シャンプーの使用を中止することが大前提です。シャンプーをやめない限り、どれほど効果のある育毛剤を使おうと、長期的には、その効果は相殺されてしまうでしょう。
『シャンプーをやめると、髪が増える』(宇津木龍一著)

 
 

シャンプーを使うことが当たり前になってからのほうがハゲが増えている

僕は髪に影響するのは明らかなのだから、まずシャンプーをやめるところから始めるべきとずっと言い続けてきました。人がシャンプーで洗うようになってから100年たっていません。だったら湯シャンが是か非かといった議論ではなくなされるべきはシャンプー自体が是か非かという議論です。

僕は今43才ですが、子供のころ銭湯に行くと年配の人は大抵固形石鹸で体も頭も洗っていました。もしくはお湯で洗い流すだけでした。シャンプーを使うようになってハゲが少なくなくなったという事実は存在せず、アデランスの薄毛調査を見れば、その逆にハゲがむしろ増えているとわかります。

シャンプーを使うことが常識になってからのほうがハゲが増えているのにも関わらず、そこに適当な理屈をつけようとしてもやっぱりどこかで無理が生じてしまいます。

生まれてこのかた頭皮をいじめ続けてきたのだからそろそろいたわってやるべきか、と考えを進めるべきです。

 
 

アデランスの薄毛調査に関してはこの記事で書いています!

 
 

黒沢月男
昔やっていたアデランスの薄毛調査なんて生活スタイルが今の様式に変わってからよりハゲが増えているとはっきり出てますものね。
羽田三樹夫
例えば、今は少し見直されているだろうけど、洋食が食事の基本になったとか、寝る時間がより遅くなったとか、ストレスフルになったとか、色々考えられるわけだ。男性でも女性でもホルモンが原因なんだ、っていうんだったらそれでもいいけど、別の「きっかけ」も考えないと説明できないことが多いはずだ。
黒沢月男
そこにシャンプーするのが当たり前になったというのも入りそうだということですね。
羽田三樹夫
男性も女性もね。
黒沢月男
朝晩洗うのがいいみたいな風潮さえありましたものね。
羽田三樹夫
そういう今に通じるようなことをしていて髪が増えたのか、減ったのかよく考えればいいだけの話だよ。
黒沢月男
医者でする治療というのは女性の場合、男性ほど画一的な対応ではないようですね。
羽田三樹夫
その症状に応じて色々な方法があるようだけど、お医者さんがいるクリニックに行けば注射や投薬が中心となるというのは同じだ。
黒沢月男
原因が分かっていないところに薬や注射はやっぱり反対ということですか。
羽田三樹夫
俺の場合だったら35歳をすぎたときに焦ってミノキシジルの外用薬(塗るタイプ)に手を出して失敗した記憶が大きいわけ。骨格自体を強制して顔の形を変えることと同じ話だから、ねらった効果とは違う反応もまたでかい、ということになるよ。
黒沢月男
確か生え際におっかなびっくりつけていたらその部分に膿ができたんでしたよね。
羽田三樹夫
そう。完全に火傷状態。今でもその部分は産毛も生えてこない。おっかなびっくりが逆によかったということだ。頭にまんべんなくつけて毎日ケアしていたら、と思うと本当に怖くて夜しか眠れないよ。
黒沢月男
その例えは意味がわからないけど、まあ、「わかっていないことばかり」というのは常に頭に入れておいたほうがいいことですね。
羽田三樹夫
例えば肌や頭皮には悪影響があるといわれている紫外線だってこういう見方ができるわけだ。

 
 

シミをレーザーで治療しても、完全には消せなくて、どうしてもうっすらと色素が残ってしまうことがあります。ところが、そういう患者さんでも夏にまっ黒に日焼けしたあと、その色がさめたら、シミもきれいさっぱり消えたというケースも、私は数例みてきました。その経験から、太陽光線には現在のレーザー以上にシミを取る効果の高い波長の光が含まれている可能性があると考えているのです。
『肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法』宇津木龍一著

 
 

黒沢月男
わかっていないのに、薬を使うということになるとまず絶対に注意が必要だというのが結論になりそうですかね。
羽田三樹夫
その前にやれることが山ほどあってまずシャンプーをやめるというのがその最初だと、ということだな。
黒沢月男
女性だとあのシャンプーのいい匂いがなくなるとのはちょっときつい、という人もいるとは思いますけど。
羽田三樹夫
例えばいきなり全廃ではなくて純石けんに変えるのも手だよ。俺が今使っているのは「柚子はちみつシャンプー」という防腐剤などが入っていない「石けん」だな。シャンプーとはなっているけど、毒性の強い添加物がないものだ。「石けん」を使ってパサつくのが心配だったら「かぼすのリンス」を足してもいい。
黒沢月男
女性にも使えるものですか?
羽田三樹夫
実はうちの母親が使っていたものを拝借したんだ。この石けんのキャッチフレーズは「一釜ごとに試食してお届けしています」だ。
黒沢月男
食えないものは頭に付けるな!ですか?
羽田三樹夫
口に入れてやばいものが頭皮にはすこぶるいいって理屈はおかしいだろ?女性にとって髪は命ともいえるはずだから、余計に何をつけるのかはよく考えたほうがいい、ということになるな。おすすめのシャンプーはこちらで紹介してあるので参考にしてほしい。

 
 

 
 
 
 

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髪の悩み相談室登場人物
髪の悩み相談室室長・羽田三樹夫……24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという恐怖体験を8か月経験する。そのときから生活習慣の改善に重点を置いた「薄毛にならない対策」をはじめる。父親はハゲ、父親の父親(=祖父)もハゲ、父親の兄(=伯父)もハゲ、母方の祖父もハゲ、父方の親戚にかつらの戦士がいるという「華麗なるハゲ一族」の出。遺伝を考えれば絶望的にかかわらず、42歳になった今でも「ハゲでない」状態をキープしている。
黒沢月男……30歳から生え際が後退しだし、ごまかしが効かなくなっている35歳。薬に頼るかどうか真剣に思案中。
雫まゆみ……旦那がずるむけのハゲ。旦那が育毛剤その他のヘアケア商品の購入のためだけに金を使うのでそのことでしょっちゅう喧嘩をしている。ハゲを見るだけで最近気分が悪くなる。