ひまし油を頭につけるのはどうなの?

羽田三樹夫
ひまし油はリシノール酸が多く含まれていて抗菌、抗炎症作用が期待できるとされています。「シミ隠し」になると最近は評判ですね。ほかにも肌の保湿に有効だとか、ニキビの改善に役立つとか、アトピーに効くとか、いいことずくしの油として知られています。その体にいい油を「頭」にもつければいいことがあるのか?というのが今日のお題です。以前、ココナッツオイルを頭につけることには否定的な意見を出しましたが、ひまし油だったら大丈夫でしょうか?

 
 

油を放置しておくとこんな弊害があります!

結論を先に言ってしまうと、ココナッツオイルと同じように頭には付けないほうがいい、というのが僕の意見です。例えばシャンプー選びで僕がずっと言ってきたことは余計な成分が入っているものは頭につけないほうがいい、ということです。あなたの近所のスーパーで売っているシャンプーは毒性の強い合成の界面活性剤を使っていて、またそのほかにもわけのわからない添加物がてんこ盛りです。肌にやさしいと言われるアミノ酸系のシャンプーにも防腐剤が入っています。これは頭皮の常在菌を殺してしまいます。大事なポイントは「余計なもの」は付けないということです。

これは、いくら有機栽培のものから丁寧に作られたひまし油であっても僕は同じだと思っています。根拠にしているのは皮膚科の先生が言っているこういう意見です。「天然の油」を「肌」につけるのは安全かという問いに対して「NG」だと答えたあと、その弊害を3点あげています。そのうちの一つは例えばこんなものです。『宇津木式スキンケア事典』(宇津木龍一著)から引用してみます。

 
 

油が毛穴や角層の亀裂に侵入すると、酸化して炎症を起こし、乾燥肌、粉ふき、赤ら顔、くすみ、などの原因になります。

 
 

「肌」に付けてこうなるものが頭皮にとっては最高! となるとはちょっと考えられないですね。ココナッツオイルのところでも言った酸化がもたらす弊害というのは無視できないものです。ちなみに、天然の油をつけたときの弊害としてあげられている1つ目はこんなものです。

 
 

油が角層の表面につくと、角質細胞が「垢」としてはがれにくくなり、新しい細胞が生まれにくくなります。この状態が続くと、角層は厚くなりますが、表皮と真皮は確実に薄くなります。(中略―引用者注)表皮が薄くなると、血管や筋肉の色が透けて、色むら、赤ら顔、顔色の悪さが悪化します。

 
 

著者の宇津木さんは手術で頭皮がびっくりするほど薄い患者を何人も見てきたそうです。頭のケアに熱心な人ほど、髪の生える土壌にダメージを与えている可能性があることを意識したほうがいいようです。

「余計なもの」を付けて体を年中掻いていた黒歴史

僕はもともと敏感肌で夏場などは少し汗をかいただけで掻いてしまい、いつも傷をつくっていました。それがハンドソープ、ボディソープ、衣服用の洗剤、食器用の洗剤のすべてをやめたところ、嘘のようにかゆみがなくなりました。ひどいときはかゆみ止めのクリームの類を医者からもらっていたほどだったのにも関わらずです。

僕が基本的に「余計なもの」は肌や頭皮につけない方がいいという意見に共感を覚えるのは、こういう実体験があるからです。そもそも、人間の肌には何もしなくても再生機能や保湿機能がちゃんと備わっています。そうした機能をわざわざ化粧品などを使ってぶっ壊しているわけです。頭皮に関していえば、洗浄機能の強いシャンプーがその代表例です。

「皮脂がハゲの原因だ、だから毎日取り去らなければならない」という定説を信じて毎日ケアを怠らないとかえってベトベトの頭になります。僕の頭が一番ベトベトだったのはこの定説を信じて1日2回シャンプーをしていたときです。皮脂を必要以上に取り去れば皮脂腺が発達して余計に皮脂が分泌されます。まさに悪循環というやつです。

毎日のケアで取り去るべきは皮脂が酸化してできた酸化脂質です。これを放置しておけばさきほどの引用にあったように炎症を起こしたりします。だからこれを取ればいい、ということになります。そこには必要以上の洗浄力を備えたシャンプーは必要ないし、また常在菌を殺してしまうような防腐剤の入ったシャンプーもいらないわけです。

結論―余計なものは付けない! 過ぎたるは猶及ばざるが如し!

ひまし油はコールドプレスした高額商品からスーパーで手に入るものまで、それこそピンからキリまで色々なものがあります。どれを見ても「リンパ系の流れを良くして、体内の老廃物を排出する」とか「肌の保湿効果が期待できる」とか「にきび肌の改善が見込める」とか万能薬として通じるのではないかというくらいの宣伝文句がつけられています。
そもそも肌につけるためのものとして認知されている油です。湿布にする使い方を勧めている人もよく目にします。百歩譲って「肌に対するものとして用いる」ということころまではありなのかもしれません。ただしハゲ・薄毛界隈の人間が最も気にする必要がある、頭皮につけることは上にあげた理由で僕は反対です。

僕は24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという状態が8か月続くということを経験しました。またうつ病になった後、一気に額が1センチ弱後退するという恐怖も味わいました。その都度、シャンプーを変える、育毛剤から足を洗う、食事を変える、運動の習慣を取り入れる、といったことをして辛くも薄毛になるのを免れてきました。

ハゲの足音を聞くと人間の心理として余計なことを必ずしたくなります。天然ものの油でなおかつ肌にいいのなら、マイナス要素はないだろうとしがみついてしまうのが人情だとうのもわかります。これはきっと経験したものしかわからない感情ですね。僕もミノキシジルの外塗薬(頭にかけるタイプのやつです)に手を出してひどいやけど(頭皮がやけど!)をしたり、本当にいっぱい失敗してきました。

こうしたことから得られた教訓をあえてあげれば「余計なものを頭に付けない」ということと、「過ぎたるは猶及ばざるが如し(やりすぎないことが肝心!)」ということになります。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」は特に口に入れものに関して言えることです。
この二つを手放さなければ「〇〇が髪に効く!」「〇〇が髪にいい!」という類の噂に振り回されなくてすみます。

 
 

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ブログ『健康オタクが教える薄毛防止法』髪の悩み相談室登場人物
髪の悩み相談室室長・羽田三樹夫……24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという恐怖体験を8か月経験する。そのときから生活習慣の改善に重点を置いた「薄毛にならない対策」をはじめる。父親はハゲ、父親の父親(=祖父)もハゲ、父親の兄(=伯父)もハゲ、母方の祖父もハゲ、父方の親戚にかつらの戦士がいるという「華麗なるハゲ一族」の出。遺伝を考えれば絶望的にかかわらず、42歳になった今でも「ハゲでない」状態をキープしている。
黒沢月男……30歳から生え際が後退しだし、ごまかしが効かなくなっている35歳。薬に頼るかどうか真剣に思案中。
雫まゆみ……旦那がずるむけのハゲ。旦那が育毛剤その他のヘアケア商品の購入のためだけに金を使うのでそのことでしょっちゅう喧嘩をしている。ハゲを見るだけで最近気分が悪くなる。