なぜ運動、睡眠が大事なのか? 常在菌の話その2

羽田三樹夫
前回は人間の肌で働いてくれている常在菌について触れました。頭皮が酸性に保たれているのは実は表皮ブドウ球菌という常在菌のおかげです。これによってアルカリ性を好む病原菌から頭皮を守ってくれているわけです。だから常在菌が働いてくれる状態をうまくつくることが頭皮のケアで一番大切ということになります。今日は、運動や睡眠の質が常在菌の働きをどう助けるのか少し見ていきます。

 
 

運動が大事な理由はこれ!

運動をするとテストステロンが分泌されます。男性型脱毛症の原因と言われているジヒドロテストステロンはテストステロンが5α-還元酵素によって変化したものです。だから運動によってテストステロンが増えることを異様に怖がる人がいます。
 
 

テストステロンが増える→ジヒドロテストステロンも増える→ハゲになる!


 
 
という図式がきっと頭に浮かぶのだと思います。

ただし、僕はこういう図式だけを意識して運動しない、という選択をするのはかえって髪にとって悪いと思っています。そもそもテストステロン自体は人間にとってなくてはならないものです。分泌が減少すると動脈硬化、勃起不全、うつの傾向などが出やすいと言われています。

それから忘れてはいけないのが運動をすると新しい髪をつくりだす成長ホルモンも放出されるということです。運動をしないという選択をするとこの大事な大事な成長ホルモンの放出が得られなくなってしまう、ということになります。

そもそも運動をして汗をかくということは気分転換にもなり、僕は汗をかいた体をシャワーで流すあの爽快感を得るためだけにずっとジムに通っています(今は中断しています)。また運動して体力を使えば、寝つきがよくなります。今度は睡眠に影響してくるわけです。

僕にとって運動はだから薄毛対策のマストアイテムということになります。前回から取り上げている常在菌の話に結び付ければこういうことです。『人体常在菌のはなし』(青木皐著)からです。

 
 

大量の汗をかいている時には、身体のなかも活性化している。新陳代謝がよくなければ汗はかけない。身体中の循環がよくなり、先述した表皮細胞の生まれ変わりも順調になる。そして腸内常在菌の方も順調だ。昼間動けば、夜はよく眠れる。翌朝いいウンチも出る。つまり、汗をかくことによって、身体はいろいろなトラブルを解決して本来あるべき状態に戻れるのである。

 
 

僕は食事で一番大事なのはいいウンチが出るように逆算して栄養を取ることだと思っています。いい働きをしてくれる腸内常在菌の餌になるようなものを積極的に取ることをまずこころがけています。その腸内常在菌にとってもいい影響を運動が与えてくるということです。そして、僕もさっき触れた運動をすることで睡眠の質があがることがポイントということになります。
 
 

黒沢月男
運動をすると、成長ホルモンが分泌され髪を太くなったり、頭皮の状態が改善するといった効果が期待できます。よい睡眠につなげるためにもとても大切です!

 
 

睡眠の質を高めると常在菌も喜ぶ?

睡眠で一番大事なのはその「質」です。なぜ「質」が大事なのかと言うと、成長ホルモンが「深い睡眠」のときに多く分泌されるからです。分泌のピークは入眠直後の「深い睡眠」のときだとわかっています。だからうまく眠れず、途中何度も目を覚ますというのは髪にとっても最悪だということになります。

その「質」を確保するためにすることのひとつが僕の場合は運動です。運動をすると入眠がスムーズになり、途中目覚めることもありません。つまり運動それ自体のときに分泌される成長ホルモンも大事だし、入眠を助ける役目もとても大切だ、ということになります。

もう一度『人体常在菌のはなし』から「睡眠の弊害」に関わる部分を抜くとこんなことが書かれています。

 
 

●肌の新陳代謝に必要な成長ホルモンは、午後一〇時~午前二時のあいだ、活発に分泌される。この間、深い睡眠をとっていないと、新陳代謝がスムーズに行われなくなり、肌の水分も保たれず、肌荒れが起こりやすい。

●睡眠不足が続くと、体力温存のため、血液が皮膚へ行き渡るのが後回しになり、皮膚の栄養分が足りなくなる。肌の機能が低下し、くすみ、肌荒れが起こりやすくなる。

●浅い眠りが続き、熟睡できていない場合、緊張状態が続くことになる。ストレスを受けた時と同じように、男性ホルモンが増加、さらに皮脂腺が刺激されて皮脂量が急激に増え、アクネ菌が活動、ニキビの原因となる。

●実際は、睡眠不足に加えて各人、食事も偏ったり、緊張や興奮がおさまらない状態だったりしているわけだから、肌の機能は一気に低下する。そして、全体がくすみ、皮膚の薄い目の下にはクマが見え、おでこにはニキビができ、頬はたるんでカサカサする、などというボロボロの状態になってしまうのである。

 
 

よく午後10時から午前2時の間に睡眠をとっておくことが大事だと言われますね。これは「肌の新陳代謝に必要な成長ホルモンは、午後一〇時~午前二時のあいだ、活発に分泌される」からです。だから、最初の「深い睡眠」をこの黄金の時間帯にぶつけるのが一番いいということになります。もちろん頭皮にとってもこれは当てはまります。
 
 

羽田三樹夫
以前印刷会社の夜勤勤務の人にハゲが多いかどうか調べたことがあります。どうやら最も大切なのは「睡眠の質」だという結論を得ました。黄金時間帯(午後10時~午前2時)に仕事でどうしても眠れない人にとっては朗報のはずです。こちらもどうぞ!

 
 

睡眠の真実!黄金時間帯に寝ないと薄毛になるというのは本当!?

 
 

眠りにも乳酸菌が関係している?


最近「乳酸菌サプリ」をとることによって「快眠」を得ることができるとうたっているサプリが売り出されています。腸内の働きを乳酸菌によってよくすることによって、脳にも同時によい効果があるというのが宣伝文句です。

これも腸内細菌の「可能性」の一つだ、ということになると思います。

腸内の常在菌を働かすことによって免疫にも「影響」があるし、自律神経にも「影響」があります。そしていまは睡眠にだって「影響」がある可能性が示されているわけです。

そもそも、頭皮の常在菌は冒頭で示したようになくてはならない存在です。

こういう「可能性」を秘めた常在菌を意識することがこれからの育毛には必須となるかもしれません。

 
 

黒沢月男
常在菌のなかには発がん性の腐敗物質を出す有害な菌もいます。対処法としては人間におって有益な菌に働いてもらうようにすることです。菌をもって菌を制すということです!
 
 

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ブログ『健康オタクが教える薄毛防止法』髪の悩み相談室登場人物
髪の悩み相談室室長・羽田三樹夫……24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという恐怖体験を8か月経験する。そのときから生活習慣の改善に重点を置いた「薄毛にならない対策」をはじめる。父親はハゲ、父親の父親(=祖父)もハゲ、父親の兄(=伯父)もハゲ、母方の祖父もハゲ、父方の親戚にかつらの戦士がいるという「華麗なるハゲ一族」の出。遺伝を考えれば絶望的にかかわらず、42歳になった今でも「ハゲでない」状態をキープしている。
黒沢月男……30歳から生え際が後退しだし、ごまかしが効かなくなっている35歳。薬に頼るかどうか真剣に思案中。
雫まゆみ……旦那がずるむけのハゲ。旦那が育毛剤その他のヘアケア商品の購入のためだけに金を使うのでそのことでしょっちゅう喧嘩をしている。ハゲを見るだけで最近気分が悪くなる。