特別なことはしてない? 僕の薄毛対策をまとめてみました!

僕は親父はハゲ、親父の親父(=祖父)はハゲ、父方の親戚はみんなハゲ、母方の祖父もハゲという華麗なるハゲ一族の出身です。

育毛剤を初めて使ったのは17歳のときでした。シャンプーの銘柄は10種類以上変えています。ようやく今の育毛、薄毛対策のスタイルに落ち着くまで試行錯誤の連続でした。うつ病になった後、洗髪だけで抜け毛が200本を超え、額が1センチ弱一気に後退したときは今では論外だと思っている塗るタイプのミノキシジルに手を出したことさえあります。(このときは生え際に膿ができるという副作用を経験しました)。

ここでは、僕が経験してきた方法を手っ取り早く知ってもらうため、このブログの羅針盤を作ってみたいと思います。

余計なことをやめたら薄毛が止まりました!

僕は今43歳です。華麗なるハゲ一族のなかでほとんど唯一ハゲではない変わり種になっています。僕の薄毛対策の一番のモットーは「頭皮には余計なものを付けない」ということです。これは現にハゲている父親のハゲケアを参考にして、すべてその裏を取ること、つまり父親の行動を他山の石として、同じことをしない、というところから導いてきた結論です。

人間、抜け毛が急に増えたリ、明らかに額が後退したりすると、必ず焦ります。焦ると余計なことをするのが常です。それ単体で使ってもほとんど意味のない育毛剤に手を出したり、高価なシャンプーを使うといったことです。例えば育毛剤も高価なシャンプーにも必ず防腐剤が入っています。防腐剤は頭皮の常在菌を殺してしまうことがわかっています。

頭皮を弱酸性に保つなどというキャッチフレーズがついたシャンプーを目にすることがあります。そもそも特別なことをしなくても人間の頭皮というのはこの常在菌によって弱酸性に保たれています。皮膚表面を酸性に保ち結果的に病原菌が悪さをすることを防いでくれています。こうした不可欠な働きをしてくれている常在菌をわざわざ高い金を払って殺しているのがあなたのヘアケアです。無駄なことはまずやめましょう。

羽田三樹夫
ここからシャンプーの選び方を参考にしてみてください。

食事は油にも気を使うことです!

父親の行動習慣をよく観察していると食事の面である特徴があることに気づきました。それは、まず大食いであること、そして食べるのが異常に早いことです。腹いっぱい食べさせた猿と、腹八分目でおさめた猿では寿命に差が出たという実験結果があります。しかも、腹一杯食べさせた猿は以下のような特徴があったとされています。

 
 

餌を一〇〇%与えられた猿は、老化が早まり、体の毛が抜け落ち、情けないような「老け顔」をしていました。これに対し、餌を三割カットされた猿は、体の毛がフサフサして、ドヤ顔のような「若い顔」をしていました。CT検査で脳を撮ってみると、餌を一〇〇%与えられた猿は、餌を三割カットされた猿に比べ、脳が老化し、記憶に関わる部位が小さくなっていました。
『「老い」を遅らせる食べ方』(作田英成著)より

 
 

一番気になるのが「老化が早まり、体の毛が抜け落ち、情けないような『老け顔』をしていました。」の部分です。このようなみっともない姿で長生きしたいとは誰も思いません。まずは毎食腹いっぱい詰め込むのをやめるべきです。ゆっくり噛んで食べるだけで腹の満たされ方が違います。まずこれを実践することです。

また、父の食事の基本は大盛りの白米と赤身の肉でした。精製された穀物は他の大切な栄養素が除かれてしまっています。穀物を摂るなら精製されていない全粒穀物にすることです。

赤身の肉が健康に与える影響を考えるとやはり魚を週4くらいにしたいところです。僕は1週間で魚4、鶏1、豚1、牛1の割合いにしています。魚にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という「油」が含まれています。これに加えて亜麻仁油などのオメガ3を常用しています。「油」まで意識したことで頭皮のベタつき等は一切気にならなくなりました。

羽田三樹夫
食事に関してはこちらの記事で突っ込んで書いてみました。

サプリの使い方はここがポイント!

僕は今フリーランスの立場なので自由になる時間がだいぶ増えましたが、サラリーマン時代は食事の用意一つ満足にできない状態でした。当然栄養を整えるのにサプリに頼りたいと思ったこともあります。

まずサプリで気を付けるべきは、その「出自」をしっかり確認しておくことです。天然原料を使っているものは基本的に「大豆」などといった食物の名前が入っています。見慣れた食物ではない表示が先頭にきている場合は添加物か合成物が一番多く含まれているということを意味します。酸化ストレスというのはハゲの進行に関わります。合成サプリは体にとっては異物でしかありません。体内の酸化をすすめるだけなので取らないほうが髪のためとなります。

それから、ノコギリヤシの含有量です。男性型脱毛症の治療薬として広く知られているフィナステリド(商品名プロペシアなど)はノコギリヤシを化学合成したものです。ノコギリヤシは元々北米インディアンが強壮剤として使用していたものです。この人たちに薄毛の人が少なかったという報告があったことからハゲ・薄毛界隈で重宝されるようになりました。薬のフィナステリドは元々前立腺肥大の治療薬です。当然ノコギリヤシも同じように前立腺が気になる人が飲んでいたものです。

羽田三樹夫
サプリの選び方を掘り下げているので、この記事を参考にしてみてください。

ハゲ・薄毛に「薬」は論外です!

男性型脱毛症というのはあくまで「症状」であって「疾患」ではありません。死に至る病ではない「症状」に対して広く「西洋薬」が使われるという異常なことが、平然と行われているのが現状です。

アメリカではフィナステリド(商品名プロペシアなど)という薬の副作用によって、すでに1500件以上の訴訟が起こされています。また国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が運営する電子ジャーナルプラットフォーム(J-STAGE)をのぞいてみれば深刻な副作用が生じるおそれがあることがすぐにわかります。フィナステリドは一生飲み続けるのが前提の薬です。「髪が生えてきてワロタ」などといったノリで使用するものでは決してありません。

最近はよくミノキシジルの内服とフィナステリドの組み合わせが「最強」であるなどとしておすすめしている人を見かけます。ミノキシジルというのは元々降圧剤です。アメリカではその本来の使用についてもFDA(U.S. FOOD&DRUG ADMINISTRATION)から「black box warning」という強い警告が出されている薬です。副作用に多毛症が見られたために、使われているにすぎません。その副作用目当てに使用するなどというのは論外でとんでもない話です。髪は「血余」と書きます。あなたが食べたものがあなた自身の髪をつくる、ということをまず前提とすべきです。

羽田三樹夫
薬の副作用についてはこちらに詳しく書いてあります。

生活習慣が薄毛対策の柱です!

食事、運動、睡眠というのが生活習慣の柱です。ハゲになりかけた危機を振り返ってみるといつもこの全てが狂っているときだと思い当たります。24歳のときに洗髪だけで200本抜ける状態が8か月続いたときは、白米を1食で3合食べていたことがありました。

運動の習慣はなく、睡眠の黄金時間帯に寝るということがほとんどできていませんでした。酒を飲む習慣もあったので、途中何度も目が覚めるという状態でした。まずこうした悪い習慣を徹底的に見直すことが薄毛対策の最初の段階です。

僕の個人的な体験ということでいえば、1にも2にも生活習慣が大事、食事の結果である「うんち」を常に意識するということは実はリーブ21のカウンセリングを受けて教えられたことです。土台があって初めて髪が生えるというのは、別に不自然な言い回しではありません。自分のライフスタイルの中で、薄毛の対策をどう立てていくのか参考にすることは少しはあると思います。

羽田三樹夫
運動、睡眠と薄毛の関係の記事、リーブ21に関する記事も書いています。