野菜についた農薬はどうやって落とすか? どこまで神経質になるべきなの?

羽田三樹夫
今日は野菜についた残留農薬をどうやって落としているか、僕の方法を書いてみました。農薬や食品添加物は活性酸素を発生させる一因とも言われています。老けないためにも減じておくに如かずです!(なるべく摂らないようにするのがいい!)

 
 

老化を進めるものは徹底的に排除が基本です!

黒沢月男
今日は残留農薬をどうやって取り除くかですか?
羽田三樹夫
農薬を使っていない野菜や、添加物を使っていない食品のみを買えるような経済力があればそれに越したことはないけど、なかなかそういうわけにもいかないだろ? たとえば俺の住んでいるところにも農薬を使っていない、もしくは農薬の量を少なくてして作った野菜を売っているお店があるけど、スーパーで買う野菜の3~5倍の値段がするな。
黒沢月男
1か月だと、下手したら家賃払える金額になりますね。
羽田三樹夫
住むところによっては軽く超えちゃうんじゃない? だから農薬を使った野菜をどうやって食べるのか、というのが重要になってくるわけだ。
黒沢月男
でも、そもそものところで、そんなに神経質になる必要があります? 農薬使ってある程度の供給量を保てたから今の生活があるんでしょう?
羽田三樹夫
お前、「昨日洗髪だけで200本抜けちゃいましたよ!」 なんてさわいでいたけど、抜け毛の数にそこまで神経擦り減らしているんだったら自分の口に入れるものにも神経質になっていいんじゃないの? 今の人々の生活を支えるために農薬が必要だとしても、ほかならぬお前の口に入るものには少しは神経質になってもいいはずだ。
黒沢月男
農薬っていうと発癌のリスクがあるとかそういうことを考えているんですか?
羽田三樹夫
それもそうだろうけど、このブログはハゲ・薄毛のブログなんだから、いつもの結論だよ。
黒沢月男
老化に関わりそうなことは徹底的に排除するってことですか。
羽田三樹夫
そうだよ。農薬や食品添加物が体内に入ったときには活性酸素が発生するっていうんだな。以前タバコの記事なんかでも活性酸素については触れただろ?
黒沢月男
そのものズバリ老化の原因になると考えられているわけですね。
羽田三樹夫
俺が子供のころ近所で農薬を飲んで自殺してしまった人がいたけど、口に入れたら死ぬ可能性がある、っていうものをどこまでの量摂取しても安全なのか線引きするのは難しいと思うよ。ただ、これはハゲのブログなんだからお前の言ったように老化だ。シワやシミなんかの原因が活性酸素だと言われようになって随分長いはずだ。
黒沢月男
その老化を進める活性酸素を発生させる可能性があるから、口にする農薬は少ないほうがいいと。
羽田三樹夫
そう。今日は俺が実践している農薬を落とす方法に加えて『家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法』という本を参考にしようと思っている。ここに活性酸素を発生させると考えられているものが列挙されているからまず引用しておこう。

 
 

【活性酸素が体内で発生する状況】
※食べものをエネルギーに変えるとき
※農薬や食品添加物などが体内に入ったとき
※大気汚染物質を吸い込んだとき
※タバコを吸ったとき
※飲酒をしたとき
※ストレスをためたとき
※紫外線を大量に受けたとき
※放射線を浴びたとき
※電子レンジやテレビ、OA機器、携帯電話などの電磁波を受けたとき
※からだに炎症を起こしたとき
※激しい運動をして酸素を多く吸ったときなど

『家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法』(増尾清著)より引用

 
 

黒沢月男
血流が悪くなる、活性酸素が発生する、そもそも健康に悪いっていうのがタバコをやめたほうがいい理由でしたね。まあハゲにタバコは論外ですか。
羽田三樹夫
飯を食った後にコーヒー飲みながらタバコを吸った人の息ってかいだことある?
黒沢月男
またうんこ食ったみたいな臭いがするっていいたいんでしょ? 怒られますよ。
羽田三樹夫
うんこは言いすぎだとしても、ハゲてて口が臭いなんて完全にアウトだよ。

残留農薬をどうやって落とすか?

黒沢月男
じゃあとうやって落とすかですよね?
羽田三樹夫
俺が実践していることをざっくり書くとこんな感じになる。

 
 

1、皮があるものは基本むく
2、ゆでられるものは基本ゆでこぼす(ゆでてからお湯をこぼす)
3、ゆでこぼしができない(しないもの)はホタテの貝殻を使う
 
 

羽田三樹夫
「皮があるものは基本むく」というのはそのままだな。俺の場合は玉ねぎも大根もにんじんもごぼうもトマトもなすもキュウリもみんな一皮むいてからだな。
黒沢月男
皮に栄養分が多くあるっていうことを聞きますけど、そこはとりあえず考えずに、ですか。
羽田三樹夫
農薬の殺菌剤は特に皮の表面に付着することが多く、殺虫剤は表皮下のクチクラ層に残留する場合が多いそうなんだな。皮の栄養を摂って一緒に残留農薬も摂るか、それとも皮の栄養はある程度目をつむって農薬を減らすことを考えるかは、それぞれ判断すればいいと思う。このブログでは農薬を減じておくということだ。
黒沢月男
ゆでられるものは基本ゆでるっていうのはわかりますけど、ホタテの貝殻の粉末を使うっていうのはなんですか?
羽田三樹夫
これは、ホタテの貝殻を粉状にしたもので、殺菌効果があるっていうんだな。単に水酸化カルシウムとしているものもあると思う。これを水に溶かして使うわけだ。皮もむけない、湯でこぼしもできないor基本しないっていうものに使っている。俺の場合だったら一番多いのは、鷹の爪のさや、だな。浅漬けで入れたり、スパゲッティで重宝したり意外に使い道があるから。
黒沢月男
実際に農薬が落ちるんですか?
羽田三樹夫
俺が参考にした『家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法』にはこれを使ってどのくらい農薬が落ちたかっていう実験は載っていないけど、やってみると汚い油が浮いてくるのがわかるんだな。5分くらい漬けると結構びっくりするよ。農薬を使っていない野菜だとこういう油は浮いてこない。
黒沢月男
無農薬の野菜でやってみるとそういう類の汚れが浮いてこないと。
羽田三樹夫
そう。一度無農薬のトマトとスーパーで売っているトマトでやってみたら一目瞭然だった。だから皮をむかない、ゆでない、というときはこれを使うことにしている。
黒沢月男
これは粉末のものとスプレータイプのものとがあるんですか?
羽田三樹夫
貝殻を粉末にしただけのものと、それを水で溶かしてスプレーできるように容器に入れたものが手に入ると思う。どっちにしろ粉末を水に溶かして使うということだ。それと、「ゆでこぼし」の補足だけど、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は特にゆでこぼしが必須だと思っている。
黒沢月男
残留農薬の不安が多いって言う話をよく聞きますよね。
羽田三樹夫
切ってからゆでこぼすのを基本とするのが無難だ。小松菜なんてジュースにしてもおいしいけど下処理なしで食べないようにしたほうがいい。
黒沢月男
皮があるものはそれを切って、ゆでられるものはゆでて、これ以外のものはホタテの貝殻に漬けるで完璧ですか。
羽田三樹夫
もちろん農薬の全てが落ちるわけではないよ。例えば、細切りにしたほうれん草を5分ゆでた場合、有機リン系のEPNの残存率は約60%、有機リン系のフェニトロチオンの残存率は約25%、カーバメート系のカルバリルの残存率は約5%だったそうだ(『家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法』より)。いまあげたものはすべて殺虫剤の成分だけどこれだけバラツキがあるということだな。
黒沢月男
農薬の種類によっても違いが出ると。
羽田三樹夫
完璧ではないけど、やらないよりもやったほうがずっといいということになる。
黒沢月男
例えばそばなんかとも相性がいい大葉ってありますよね。色々な料理のアクセントになる、ああいうタイプの「葉物」はどうすればいいですか?
羽田三樹夫
これはもう自分の料理では使わないということに限るな。
黒沢月男
食べないの?
羽田三樹夫
これだけは仕方がない。昔大葉作っているところを見学させてもらったとき、その農家の人に「これご自分の家で食べますか」って聞いたら、すごい苦笑いしながらうちは大葉好きじゃないからってごまかされたことがあったよ。自分の家で食べないのものを人に食わすの?
黒沢月男
それってあるパンフレットの仕事で見学させてもらったときのことですか?
羽田三樹夫
そうだよ。実際に作っている現場を見るととても口には運べなくなるよ。俺はお店で出されたときにだけ食べるようにしているよ。俺の処理は上にあげた3つが基本でそのあとの調理方法としては「蒸す」、「ゆでる」が基本になる。これで表面付近に不着したものをほぼ落とせると思う。一応野菜別の処理も載せておこう。
 
 

キャベツ・レタス→外側を3枚~4枚捨てる。そのあと30秒~1分程度水につける
小松菜・ほうれん草ほかの葉物野菜→ゆでこぼしする
大根・カブ→外側の皮をむく
玉ねぎ→根と芽を切り(上下を切り)、茶色の皮にプラスして白い皮も一枚むく
にんじん→皮をむく
ごぼう→皮をこそげおとす
レンコン→スポンジで汚れを落としてから皮をむき、酢水につける
トマト→外側の皮をむく
ピーマン→水酸化カルシウム(ホタテの貝殻)をスプレーして5分程度放置するか、もしくはホタテの貝殻を入れた水のなかに5分程度入れておく
なす→皮をむく
かぼちゃ→外側をスポンジでよく洗ってからかすりむき(味がしみこみやすいようにところどころ皮をむくこと)をする。
ブロッコリー→ゆでこぼす
しょうが→皮をむく
唐辛子(さや)→水酸化カルシウム(ホタテの貝殻)をスプレーして5分程度放置するか、もしくはホタテの貝殻を入れた水のなかに5分程度入れておく

 
 

加工食品も下処理次第で変わる?

黒沢月男
野菜の皮を切るとか、ゆでこぼすとか、かぼちゃのかすりむき(味がしみこみやすいようにところどころ皮をむくこと)をするなんていうのは昔からやっている知恵とも言えますよね。
羽田三樹夫
『家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法』にはまさに「おばあちゃんの知恵」がそのまま役立つって書いてあるな。その通りだと思う。美味しくするためにしている下処理のほとんど全部が農薬を減らすことに役立つと考えて積極的に活用することだな。
黒沢月男
隠し包丁をするとか、キュウリだったら塩でこするとかでもいいっていうことですね。
羽田三樹夫
そう。隠し包丁をしてゆでこぼしすればより農薬などの有害物質が溶けやすくなるし、ゆでこぼしたあとには味がしみこみやすくなるということだ。今日は野菜の話だけをしてきたけど、加工食品でも同様の効果があると『家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法』のなかでは出ている。
黒沢月男
添加物も落ちやすくなるということですか?
羽田三樹夫
このブログではソーセージとかベーコンをやり玉にあげてきただろ?
黒沢月男
口にしないことを徹底したほうがいいっていうことでしたね。
羽田三樹夫
そのソーセージを使った実験もこの本に載っているんだな。結果として隠し包丁をしてゆでた場合とそのままゆでた場合で、亜硝酸塩の落ち方に違いがあるってことなんだけど。
黒沢月男
隠し包丁をしたほうがより落ちたと?
羽田三樹夫
ゆでたお湯に溶けだした亜硝酸塩の濃度が2倍になったということなんだな。隠し包丁をしたほうが。
黒沢月男
亜硝酸っていうのは発色剤でしたよね。
羽田三樹夫
発癌リスクがずっと言われているものだな。口にしないというのが基本だけど、下処理で減じることができるっていうのは発見だと思う。
黒沢月男
他の加工食品にも応用できますからね。
羽田三樹夫
そう。下にまとめをしておこう。

 
 

ポイント!
●皮があるものは全部むいてから食べる
●葉物野菜はゆでこぼしが基本
●そのまま使う食材はホタテの貝殻を上手に使う
●料理は蒸す、煮るを基本とする
 
 

 
 
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髪の悩み相談室登場人物
髪の悩み相談室室長・羽田三樹夫……24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという恐怖体験を8か月経験する。そのときから生活習慣の改善に重点を置いた「薄毛にならない対策」をはじめる。父親はハゲ、父親の父親(=祖父)もハゲ、父親の兄(=伯父)もハゲ、母方の祖父もハゲ、父方の親戚にかつらの戦士がいるという「華麗なるハゲ一族」の出。遺伝を考えれば絶望的にかかわらず、42歳になった今でも「ハゲでない」状態をキープしている。
黒沢月男……30歳から生え際が後退しだし、ごまかしが効かなくなっている35歳。薬に頼るかどうか真剣に思案中。
雫まゆみ……旦那がずるむけのハゲ。旦那が育毛剤その他のヘアケア商品の購入のためだけに金を使うのでそのことでしょっちゅう喧嘩をしている。ハゲを見るだけで最近気分が悪くなる。