知っていますか?ポストフィナステリドシンドローム(PFS) AGA治療前に知っておきたい副作用

あなたはタイトルに書いた「ポストフィナステリドシンドローム」という言葉をそもそも知っていましたか?

これは、薄毛や前立腺肥大の治療に使われているフィナステリド(商品名プロペシア、プロスカー)を服用した人が服用をやめたあとに持続的に経験する副作用のことです。

僕は親父もハゲ、親父の親父(=祖父)もハゲ、母方の祖父もハゲという華麗なるハゲ一族の出なので、何度かフィナステリドの使用を考えたことがあります。

35歳をすぎて洗髪のたびに200本近く抜ける日が続いたときは、1日の大半をこの薬の効果と副作用のリサーチに充てたこともありました。

このブログを見てくれている方は自分の頭髪の現状に危機を覚えている人ばかりだとは思いますが、洗髪だけで200本というのを経験した人は少ないと思います。

僕はこういう恐怖体験を人生で何度かしています。

ひどいときになると抜け毛のうちの3分の1近くが産毛なんてことだってあります。

完全にヘアサイクルがいかれているとしか思えない事態です。

こういう体験をしているにも関わらず、では、なぜ薬の使用を思いとどまっているのかというと、それはやはり副作用が怖いからです。

今日は少し「ポストフィナステリドシンドローム」の周りをうろついてみようと思います。

服用の後にも続くのがポストフィナステリドシンドローム

僕がこの言葉を知ったのは、松林秀彦さんという生殖医療(不妊症/不育症)専門のお医者さんのブログをたまたま見たときでした。

2013年の記事で、その当時すでに発表されていた副作用に関わる論文が紹介されています。
(英語のものを日本語に翻訳して紹介してあります)

僕はその論文のいくつかを実際に拾ってみましたが、例えば、2011年に『THE JOURNAL OF SEXUAL MEDICINE』に発表されたものには、

「Persistent sexual side effects of finasteride for male pattern hair loss.」

なんていうものがあります。

これは「男性型脱毛症に使用されるフィナステリドの(勃起不全などの-引用者注)性関係の持続的な副作用」くらいの意味になります(訳は下手ですが……)。

結論の部分を抜きだしてみると「フィナステリドの平均28カ月の使用で勃起不全等の副作用が服用停止から調査日まで40カ月続いた」となっています。英語は下のようになっています。

英語の結論部分です!

The mean duration of finasteride use was 28 months and the mean duration of persistent sexual side effects was 40 months from the time of finasteride cessation to the interview date.

「The mean duration of finasteride」でフィナステリドの使用期間という意味です。

「cessation」というのが(使用などを)やめることですね。

これは、勃起不全、性欲減退などのまさに性的な副作用について書かれたものです。

また、ほかには

「Depressive symptoms and suicidal thoughts among former users of finasteride with persistent sexual side effects.」

なんていうものもあります。

「フィナステリドの服用歴があって性的な副作用が持続している人のうつ病と自殺企図」くらいになるでしょうか(相変わらず翻訳は下手ですが……)

この論文はフィナステリドの使用群と非使用群を比較したもので、例えば自殺企図に関してはフィナステリド使用群が有意に高くなっていたと報告しています。

この論文が発表されたのは2012年です。

自殺企図やうつ病、勃起不全などの副作用の性質そのものも「重い」と思いますが、僕がもっと重要だと思うのは、その副作用が使用をやめたあとも持続しているという点です。

服用を中止したにも関わらず、副作用が続いているということです。

ポストフィナステリドシンドロームというのは英語で「Post-Finasteride Syndrome」です。

「Post」っていうのはもちろん日本語にもなっている「~の後」ってことです。

「ポスト安倍政権」とか普通に使いますね。

その「ポスト(post)」です。

くどいようですが、フィナステリドの服用の後、やめた後にも続いているってことです。

そもそもあなたはフィナステリドにこういう性質の副作用があること自体知っていましたか?

自殺企図、勃起不全、精力減退……。

副作用の情報は自分で集めるが基本です!

このブログではずっと言い続けていることですが、男性型脱毛症というのは疾患ではありません。

単なる症状なわけです。

僕の親父はさっきもふれたとおりハゲです。

ただし、75歳を超えた今でも毎日10キロ近く歩く健康優良じじいです。

ハゲているから、だから、命が縮むなんてことはないわけです。

つまり、制すべき毒なんてどこにもないわけです。

もちろん日本でも認可されている薬を使うのは個人の自由ですね。

ただし、薬のメリットとデメリットというのは正確でなければならないはずです。

僕は自分でも使用を迷ったことがあるので、このことは強く感じます。

ところが、フィナステリドの副作用に関しては、日本語で得られる情報のほとんどが認可された当時からまったく更新されていないというのが現状ではないでしょうか?

普通、服用を中止してなお、ちんちんが使い物にならなくなってしまったことを指して「軽微な副作用」なんて表現しますか?

ハゲのためなら勃起力くらい犠牲にする精神が必要なんだ、となりますか?

服用している人、全体に対する副作用の割合が低いから、だから軽微だとは言えないわけです。

以前、「男性型脱毛症用薬フィナステリド服用中に若年性脳卒中を発症した2症例」という論文を紹介しましたね。

すでに医療品医療機器総合機構(=Pharmaceuticals and Medical Devices Agency)には、14例の血栓症の症例報告があるということもこの論文から知ることできます。

この副作用は若年性脳梗塞です。

くじ引きにあたればいいですが、外れて脳梗塞になったなんて本当にシャレになりません。

すでにフィナステリドの後遺症に苦しんでいる人たちのためのホームページまで存在する時代です。

「情報」は自分自身の手で集めてこないと都合のいい情報に踊らされてしまうだけです。

なかには、自分が使ったらたまたま副作用がなかったという、それだけの理由で「薬」をサプリでも紹介するように他人に勧めている人も見かけますが、あり得ない話です。

それを処方する立場の皮膚科の医師の説明だけでは当然たりません。

以前紹介したようにあなたとはまったく利害関係のない海外の医師が発表した論文も含めて広く自分で情報を更新する必要があります。

情報のアップデートは自己責任が原則です!

副作用を調べる方法というのを記事にしました。
「そのAGA治療本当に大丈夫? ~続・副作用の調べ方について~」
僕が許容できると思うのはサプリまでです。
「薄毛、抜け毛対策にサプリが有効って本当!?」

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