タンパク質は何をどう摂る? 薄毛とタンパク質の関係について

今日はタンパク質についてです。ハゲ界隈では特に重宝されているのは畑のタンパク質と言われる「大豆」です。ただし大豆だけ取っていればOKというわけにはいきません。そもそもなぜタンパク質がハゲ・薄毛にとって重要なのか、そこから始めてみます。

ポイント!
●髪はケラチンというタンパク質からできている!
●牛・豚を常に食べていると健康を害する恐れがある!
●大豆のほか魚を多く食事に取り入れるのが現実的!
●魚イワシ、サバ、サンマ、マグロ、アジなどの回遊魚がおすすめ!
 
 
羽田三樹夫
サプリならば「ヘンププロテイン」がおすすめ! 最後に紹介します!

そもそもそなぜタンパク質なのか?

食事として取った栄養はまず、内臓などの生命維持にかかわる部分に送られます。当たり前のことですが、そうしないと死んでしまうからです。髪や爪といった生命維持と直接関係ないところはその後です。このため栄養の偏りがあったり、コンビニ食などを多用して「栄養不足」になると髪や肌などに影響がすぐに出てきます。

髪はそもそもケラチンというタンパク質からできています。だから質素を旨としてタンパク質を遠ざけるようなことはしないほうがいいということになります。

羽田三樹夫
『食事でかかる新型栄養失調』という本のなかでコンビニの弁当や総菜、レトルト食品、ファーストフードなどのミネラルを実測しています。これをみるとこうした加工食品のミネラルがいかに貧弱であるのかがわかります。知らないうちに栄養失調になっていることだけは避けたいものです。

 
 

タンパク質はどう摂るか?

ハゲ界隈で人気があるのは、もちろん大豆です。これは女性ホルモンのエストロゲンに作用が似ているところから植物エストロゲンと呼ばれています。僕も大好きです。

食事の中心はいつも大豆です。そこに、魚、芋、キノコ類、ひじきなどの海藻、葉物の野菜、フルーツというのが基本になります(最近は野菜、芋、キノコ類は大抵蒸して食べています)。鶏、豚、牛も各週1回程度食べています。

タンパク質だけに限って見ると、週で魚4、鶏1、豚1、牛1の割合です。1日のうちで鶏と魚を両方食べるという日もありますが、だいたいの割合で言うとこういう感じになります。

黒沢月男
大豆とハゲの関係についてはここでも触れています!

 
 

牛や豚の取りすぎはよくない?

動物性たんぱく質を多く摂ることはどうやら健康によろしくない、というのが今のところ説得的です。一番有名な報告はあの「チャイナ・スタディ」です。中国で大規模な調査を行ったところ、動物性たんぱく質を少しでも取っている地域は取らない地域に比べて病気になる確率が高かったというものです。

また、アメリカで作成された食事と健康に関する「マクガバン・レポート」は理想的な食事として日本の伝統的な食生活(元禄以前の食生活)をあげています。「精白されない穀物、季節の野菜、海藻、小魚」を中心とした食事のことです。

牛や豚を多く取る食事が健康を害しているという報告は多く目にするものの、これを完全に否定する報告というのは今のところ目にしません。だからまず動物性のたんぱく質のうち牛と豚に頼りすぎるのはよくないということになります。

羽田三樹夫
欧米での日本食ブームというのは、この「マクガバン・レポート」と「チャイナ・スタディ」が影響していると言われています。これを読んでいるあなたはたぶん日本人でしょうから、祖先の食生活を見直してもみてもいいかもしれません。

 
 

牛や豚、鶏はこういう点にも注意が必要

僕は牛だったら「和牛」しか食べない! というほど経済的に豊かではありません。だから牛を食べるときでも豚を食べるときでも大抵スーパーに売っているものに頼ります。そうすると今度は、抗菌性物質などの心配が出てきます。

脂肪に有機塩素系の農薬がたまりやすいというのもわかっています。こういう影響に関しても注意する必要が出てきます。

黒沢月男
肉の脂は極力取らない、灰汁を必ず取るなどの工夫をしてから食べるようにすることが大切です!

 
 

どんな魚がいいのか?

僕が特に好んで食べるのは、イワシ、サバ、サンマ、マグロ、アジなどの回遊魚です。一か所にとどまることがないため化学物質に汚染されることが少ない魚です。

またこうした魚はDHAEPAといういわゆるオメガ3と呼ばれるにいい脂が豊富に含まれています。これはサプリにして食べている人もいるほど重宝されています。一番いいのは脂がのっている季節の魚を取ることです。放射能が心配な場合は日本海側で取れたと記載のあるものを選ぶとよいかもしれません。

以前「自宅待機のハゲは何を食べる? 常備したい免疫力を高める食品」という記事で「サバの水煮缶」を取り上げました。塩とサバだけのシンプルな缶詰ですが、激安商品さえつかまなければとても美味でかつDHAが豊富という優秀な食品です。調理が面倒な場合、こうしたものをうまく取り入れるのも手です。

羽田三樹夫
サバの水煮缶をはじめ魚の缶詰にはDHAやEPAが多く含まれていることがわかっています。こういう時期だからこそ活用したいものです。

 
 

AGA(男性型脱毛症)とタンパク質

男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)がAGAの犯人らしいとわかってきてから、前立腺肥大の薬を転用したフィナステリドがもてはやされていますが、「薬を飲んでいる」という「事実」に比べて効果は大きくありません。副作用をしょい込む人も多くポストフィナステリドシンドロームという言葉まであります(薬の使用を停止した後も副作用が続くこと)。

そもそも、脱毛が進行するトリガー(きっかけ)がなんなのかはわかっていません。男性であれば大抵は死ぬまで薄くなるわけです。注力すべきなのは、いかにトリガーを後ろにずらすかということです。僕は、父がハゲ、父方の祖父も母方の祖父もハゲという華麗なるハゲ一族の出身です。ただし43歳になった今でもハゲていない状態を維持しています。

途中洗髪だけで200本抜けるという恐怖を何度か味わいました。髪は以前に比べて細くなっています。産毛のような髪も抜けます。ただし、日に日に髪が干上がっていくような目に見えた進行はありません。髪に必要な栄養素はなにかという基本に返って考えるというのがとにかく大切です。

羽田三樹夫
薬のコーディネーターよろしくミノキシジルタブレットをすすめている人をよく見かけますが、これは論外です。この薬は降圧剤としてアメリカで使用されているもので、ハゲの薬として認可をしている国はありません。アメリカのFDAが「black box warning」という最高レベルの警告を出して注意喚起している薬だということを忘れずに!

 
 

サプリだったら麻からとったヘンププロテイン

僕も15年サラリーマンをやりました。いつも帰宅が深夜という職場も経験したので、食事に気を使うのがどれだけ大変なのかはわかっています。

毎日の食事が基本だというのをあくまで前提にしてそれでもタンパク質のサプリをあげるとすれば、それは「ヘンププロテイン」です。これは100%麻から取ったタンパク質です。麻ですから100%植物由来で余計な添加物が入っていません。サプリを選ぶときに実は一番重要なのが植物由来であるということ、そして余計な添加物が入っていないということです。

市販のサプリにはほとんど添加物の塊としか思えないようなものも多くあります。こうしたものは体にとって異物でしかないので肝臓を傷めるだけです。タンパク質のサプリを考えるのなら、まずヘンププロテインをおすすめします。

羽田三樹夫
忙しい人はこのサプリです! ビタミン、亜鉛・銅などのミネラルも豊富です!

 
 
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髪の悩み相談室登場人物
髪の悩み相談室室長・羽田三樹夫……24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという恐怖体験を8か月経験する。そのときから生活習慣の改善に重点を置いた「薄毛にならない対策」をはじめる。父親はハゲ、父親の父親(=祖父)もハゲ、父親の兄(=伯父)もハゲ、母方の祖父もハゲ、父方の親戚にかつらの戦士がいるという「華麗なるハゲ一族」の出。遺伝を考えれば絶望的にかかわらず、42歳になった今でも「ハゲでない」状態をキープしている。
黒沢月男……30歳から生え際が後退しだし、ごまかしが効かなくなっている35歳。薬に頼るかどうか真剣に思案中。
雫まゆみ……旦那がずるむけのハゲ。旦那が育毛剤その他のヘアケア商品の購入のためだけに金を使うのでそのことでしょっちゅう喧嘩をしている。ハゲを見るだけで最近気分が悪くなる。