僕の運動の仕方はこれです! ハゲを防ぐ運動習慣について

 
 
運動がハゲ予防になるのはまず、成長ホルモンなどのタンパク同化ホルモンが分泌されることがわかっているからです。髪の毛はケラチンというタンパク質で出来ています。だから、このホルモンの分泌が少なくなると髪の毛のツヤがなくなったり、白髪が増えたりします。また肌のハリがなくなったりもして、全身の老化現象が加速していきます。美容面に大きい影響があるから、だから運動が大切になります。今日は僕が実践しているインターバルランニングをまた紹介してみます。
 
 

運動をすれば慢性炎症が抑えられる!

黒沢月男
今日は、運動ですか?
羽田三樹夫
これまでなんで運動が大事だと言ってきた?
黒沢月男
運動すると成長ホルモンが分泌されることがわかっているからですよね。これはタンパク質の合成を促すから、とっても大事なんだ、という話でした。
羽田三樹夫
「タンパク同化ホルモン」が分泌されるから、ということだけど、これは肌の組織の新陳代謝を促すホルモンだから大事なんだな。これの分泌が少なくなると当然どうなるわけ?
黒沢月男
老け込むわけですね。
羽田三樹夫
男性のほとんどが死ぬ間際には髪の毛がなくなるか後退しているわけだ。少なくとも若いときと同じような黒髪で、若いときと同じような毛髪量で大往生、なんて絶対にないわけ。だから「老け込む」時期をなるべく後ろに倒すことが大事だということになるわけだな。
黒沢月男
「タンパク同化ホルモン」は「若返りのホルモン」とも呼ばれていますね。
羽田三樹夫
そう。俺が運動を欠かさないのはまずこういう根拠があるからだな。それから、例えば、細胞に存在する「ミトコンドリア」と最近生活習慣病の根本原因になっているのではないかと言われている「炎症」というものに注目してみるとこんな意見も運動をすることの意味を教えてくれると思う。

 
 

ミトコンドリアが減るとそれとすり替わるように、体の中で炎症を引き起こす「炎症性サイトカイン」というホルモンのような物質が分泌されます。本来、炎症とは、体の外から細菌やウイルスなど異物が体内に侵入したときに、それをやっつけようとする生体反応ですが、面白いことに、そのような外界からの侵入者がなくても、ミトコンドリアが減ってしまうだけで、炎症反応が起こってしまうのです。
『「筋トレ」ウォーキング』(能勢博著)より引用

 
 

黒沢月男
運動をすると「ミトコンドリア」が活性化されるということですか。
羽田三樹夫
加齢や運動不足が続くとミトコンドリアの量も減っちゃうらしいんだな。
黒沢月男
運動することで、ミトコンドリアを活性化させて慢性の炎症を抑えることができると。
羽田三樹夫
そう。慢性炎症が免疫細胞で起これば高血圧になって、脂肪細胞で起これば糖尿病、脳細胞ならうつ病や、認知症。がん抑制遺伝子で起これば、最悪ガンになってしまう、というのが最近言われていることだ。
黒沢月男
結局AGA(男性型脱毛症)は男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)が原因だと言っても、どこにハゲ進行の引き金があるのかわかっていないのだから、こういう病気につながるような事態を避けることが結局は髪を守ることにもつながるということですね。
羽田三樹夫
男性タンパク質と遺伝子が関係している、なんていうのはアメリカの解剖学者ハミルトンがやった実験の結果を言っているだけの話なの。それに踊らされて前立腺肥大に使っていたものを容量変えて転用しただけの薬(=フィナステリド)を飲むなんて馬鹿げたことだよ。
黒沢月男
フィナステリド(商品名プロペシアなど)っていうのは前立腺肥大の薬でしたね。たまたまハゲにも効果がありそうだ、ということでクリニックなんかで処方されていますね。
羽田三樹夫
「成長ホルモン」「炎症」でも納得いかないんだったら、もちろん「活性酸素」を持ちだしてもいいわけだ。もう一度『「筋トレ」ウォーキング』(能勢博著)から引用すれば、こういうことになる。

 
 

老化の原因として注目されているものの1つに「体の酸化」があります。酸化というとピンとこない方も多いかもしれませんが、金属が錆びていく様子を思い浮かべてください。体の酸化もこれと同様です。酸化は、過剰な「活性酸素」によって私たちの細胞などがダメージを受けて錆びていってしまう現象で、シワやシミ、動脈硬化などの老化現象を引き起こす原因として考えられています。

ミトコンドリアは活性酸素を生みだす一方で、SOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)という抗酸化酵素も備えています。そのため、ミトコンドリアが活性化した元気な状態であれば、このSOD酵素が有効に働き、活性酸素を除去してくれるのです。

 
 

黒沢月男
ここでもなぜハゲに運動なのかがわかると。
羽田三樹夫
ちなみに活性酸素を発生される行為っていうのはなんだった?
黒沢月男
まずタバコですね。ストレスもそうだし、紫外線なんかもそうでしたね。
羽田三樹夫
多くのAGA治療の名のもとに出されているものが入っていないじゃん。
黒沢月男
西洋薬ですか。
羽田三樹夫
そう。活性酸素を増やす原因の一つだ。

ややきつい運動を取り入れると全然違います!

黒沢月男
運動の仕方としていつも実践しているのが、3分おきに少し速く走る→ゆっくり走る、を繰り返しているってことでしたよね。だいたい1時間くらいでしたっけ?
羽田三樹夫
今日何度か引用した『「筋トレ」ウォーキング』(能勢博著)の「筋トレウォーキング」っていうのは前に紹介した「インターバル速歩」のことなんだな。この「インターバル速歩」っていうのは中高年向けのやり方だから、今43歳の俺は「インターバルランニング」がいいと思ったということだ。
黒沢月男
前回の話では、ややきついと感じる速歩きと、ゆっくり歩きを3分間ずつ交互に繰り返すということでしたね。それを1日5セット、週4日以上繰り返すと5カ月で生活習慣病の症状が改善したということでした。
羽田三樹夫
ポイントは漫然と歩いていてはダメということだな。正確には最高酸素消費量の60%の強度が目標らしいけど、「ややきついと感じる」というのを意識することが大切なわけだ。だとすると高齢者ではない人間は歩くよりも強度を少し上にしたほうがいい、という言ってみれば「目分量」でややきついランニングとゆっくりランニングをしているということだな。
黒沢月男
電車を使ったときなんかは3駅くらい手前で降りて走るんでしたっけ?
羽田三樹夫
荷物が軽いときはね。この運動のいいところは、がっつり何時間みたいにやらなくても空いた時間ですぐできるところだな。一応推奨されている頻度が3分の速歩+3分のゆっくり歩きを1セットとして、これを1日5セット、週4日以上だから、1週間で合計120分でいいわけ。
黒沢月男
1週間で2時間だから、全然いけますね。
羽田三樹夫
しっかり強度を入れるところ、緩めるところだけを意識すればいいし、これくらい頻度だったら誰でもできると思うんだな。俺は、週で6日はやっているけど、最近は正直体を動かさないと気持ちが悪い。
黒沢月男
ランニングがハードル高ければ、はじめは競歩みたいな早歩きでもいいわけですよね?
羽田三樹夫
30分歩くだけでこの時期でもじんわり汗が出るよ。だからちょっと買い物を遠くに行くようにするだけでだいぶ違うはずだ。音楽聴きながらだっていいわけ。
黒沢月男
1曲3分くらいの曲が多いですからね。
羽田三樹夫
曲が変わるごとに歩き方、走り方を変えればいいってことだな。俺は寝つきが悪い方だけどこの「運動」をやっている限り、眠れないということがまずなくなった。睡眠にもいいし、汗をかいたときの爽快感というのは辛いものを食ったときとは違うものがある。最後に『「筋トレ」ウォーキング』のこの文章を引用しておこう。

 
 

血圧を低くするための降圧薬の一部には、体液量、つまり体の中の水分量を減少させる作用があります。高血圧の薬を飲むと体内の水分と塩分が不足していくので、夏場にこの薬を飲んでいる方は、子どもや高齢者と同様、熱中症にかかるリスクが高まると考えられるのです。

 
 

黒沢月男
降圧剤の副作用の話ですか?
羽田三樹夫
飲んでいる人きっといるだろ? ミノキシジル。
黒沢月男
ミノキシジルっていうのは降圧剤ですからね。
羽田三樹夫
その副作用が上のようなものなのかわからないけど、少なくともハゲの薬ではないわけ。副作用のある薬を飲むのではなく、運動をしろっていうことだな。この本の中の説明によれば「運動」っていうのは唯一副作用のない「薬」だそうだ。

 
 

 
 

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髪の悩み相談室登場人物
髪の悩み相談室室長・羽田三樹夫……24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという恐怖体験を8か月経験する。そのときから生活習慣の改善に重点を置いた「薄毛にならない対策」をはじめる。父親はハゲ、父親の父親(=祖父)もハゲ、父親の兄(=伯父)もハゲ、母方の祖父もハゲ、父方の親戚にかつらの戦士がいるという「華麗なるハゲ一族」の出。遺伝を考えれば絶望的にかかわらず、42歳になった今でも「ハゲでない」状態をキープしている。
黒沢月男……30歳から生え際が後退しだし、ごまかしが効かなくなっている35歳。薬に頼るかどうか真剣に思案中。
雫まゆみ……旦那がずるむけのハゲ。旦那が育毛剤その他のヘアケア商品の購入のためだけに金を使うのでそのことでしょっちゅう喧嘩をしている。ハゲを見るだけで最近気分が悪くなる。