シャンプーをしないとハゲるの? 「石けん」洗いに挑戦中です!

羽田三樹夫
例えば合成の界面活性剤の入ったシャンプーによって皮脂を毎回過剰に取ると皮脂腺が発達して余計に皮脂が出るようになります。まず、毒性の強い界面活性剤を使わないようにすることが、薄毛対策になります。またシャンプーには防腐剤が必ず入っています。これは頭に棲みついた常在菌を殺してしまいます。今日は「シャンプー」から「石けん」に変えた僕の経過報告です。
 
 

石けんで洗うようになってからの変化はこんな感じです!

僕は長年親しんできたアミノ酸系のシャンプーを石けんに変えました。17年間使ったものを変えるのには勇気がいりましたが、ブログを立ち上げたのを機に思い切って変えてみました。

変えた前後での変化として一番大きかったのが明らかに皮脂の量が減ったことです。以前は耳かきの腹で頭皮をなでるとこんもり脂がつきました。このこんもりがなくなりました。

別の変化としてフケが出るようになりました。フケを経験したのは、10代以来です(今は40代です)。10代に色々なヘアケア商品を使い始めたので、その影響もあったのかもしれません。粉でも振りかけたような状態だったら心配ですが、今のところフケが「確認」できるレベルです。

顕著な変化は抜け毛です。洗髪時の抜け毛が常時80本前後あったのが30本程度まで減りました。僕の場合は夏場にかけて100本を超える数が洗髪だけで抜けます。それが、今でも50本前後です。ここが一番の変化です。ほかにも髪のコシが少し戻ってきました。

 
 

アミノ酸系シャンプーから「石けん」に変えたらこうなりました
●皮脂の量が減った
●フケが少し出るようになった
●抜け毛が減った
●コシが戻ってきた
 
 

黒沢月男
石けんで人体実験中なんですよね?
羽田三樹夫
そう。一番の問題は髪がきしむということになるとは思うけど、これも余計な成分の入っていないリンスやクエン酸を使えば解決すると思う。
黒沢月男
アミノ酸系のシャンプーをやめたのは、要するに合成の界面活性剤や添加物の害から頭皮を守るためということですか?
羽田三樹夫
特に防腐剤かな。これは常在菌を殺してしまうということがはっきりわかっているんだな。よく頭皮を弱酸性に保ちますなんて宣伝しているシャンプーがあるだろ?
黒沢月男
そもそも頭皮が弱酸性だからですよね。その状態がいいと。
羽田三樹夫
常在菌って肌の表面を弱酸性に保つ働きがあるんだな。その常在菌を殺してしまうと、アルカリ性にかえって傾いてしまう恐れがあるから注意が必要になってくる。長期間の使用はご法度だ。
黒沢月男
そもそもスーパーで売っているようなシャンプーは食器用洗剤で頭を洗っているのとそれほど変わりがないから却下で、アミノ酸系のものも防腐剤や他の添加物が気になるから最終的に却下になったと。
羽田三樹夫
もう少し使って問題なければ湯シャンも取り入れようとも思っている。ポイントは肌が本来持っている機能を信じて余計なことはしない!ということだな。合成の界面活性剤や防腐剤については、もう少し触れてみよう。

 
 

僕が使っている石けんはこちらからどうぞ!
 
 

合成の界面活性剤の害は本当に深刻

まず「石けん」とは基本的に「石けん素地」によってできたもので、防腐剤などはもちろんその他のわけのわからない化学合成された添加物が入っていないものを指します。

市販のシャンプーには食器用洗剤や衣服用の洗剤に入っている合成の界面活性剤と同じ成分が入っていることがほとんどです。油がこびりついた皿と頭皮は同じではありませんので、使い続ければ何らかのダメージが起こります。例えば界面活性剤を使って水と油を混ぜてある「肌用のクリーム」を長年使い続けた弊害がこんな風に起こる可能性があります。界面活性剤の害として大いに参考になるから引用してみます。

 
 

クリームには「美容成分」と称するさまざまな成分も配合されています。クリームをつけると、油や界面活性剤、そして美容成分が毛穴から少しずつ浸透していきます。浸透した成分はすぐに酸化して、有害な酸化物に変わります。すると、周囲の組織はこの酸化物を異物とみなして、それを排除する反応を起こします。これが炎症です。
(中略―引用者注)
クリームの類を多く使ってきた人の肌をマイクロスコープでみると、ほとんどすべての毛穴のまわりに炎症があります。
ひどい人になると、毛穴が大きなクレーターのようになっています。表皮の「裏打ち」である真皮のコラーゲンもとけてしまったためです。
『肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法』(宇津木龍一著)より

 
 

クリームは肌に直接つけて放置するものなのでもちろんシャンプーとそのまま同列には扱えないとは思います。ただし、放置せずとも頭皮につけるわけです。ここに基本放置する整髪剤や育毛剤が加われば、クリームよりも心配ごとが増えてしまいます。余計なものは頭皮につけないということを鉄則とすべきです。

 
 

シャンプーは常在菌を殺してしまう

肌の表面を弱酸性に保って、雑菌などから肌を守っているのが皮膚にいる常在菌です。これをシャンプーに入っている防腐剤が殺してしまいます。

シャンプーは湿気の多いバスルームに置いておいても腐りませんね。複数年持つものだってあります。こうした不自然な操作をされたものであればそれだけ毒性が強いということになります。

例えば弱酸性のシャンプーは頭皮思いのシャンプーという印象を受けますが、こうしたシャンプーにも防腐剤が入っています。そもそも持っている合成洗剤の特性と相まって頭皮にこんな弊害が出る可能性があります。『肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法』(宇津木龍一著)から今度は弱酸性石けんの害について見てましょう。

 
 

ところが弱酸性のせっけんは合成洗剤ですから、肌のバリアをこわして、肌を乾燥させやすいという致命的な弱点があります。長期間使用すると角層のタンパク質も変性させることがあります。決して肌にやさしいとはいえません。

しかも、他の化粧品同様、中に防腐剤が入っているので、肌を弱酸性に保ってくれている常在菌まで殺してしまうため、長期間使っていると、肌はかえってアルカリ性に傾いてしまう傾向があります。

 
 

ここでもさっきのポイントをもう一度確認しておくということになりますね。余計なものは髪につけない! です。
 
 

羽田三樹夫
よく、ココナッツオイルを髪や頭皮につけている人がいますがこういうものはどうなんでしょうか?天然の油ならいいのかといえばそうとも言えないようです。

 
 

オリーブオイルやココナッツオイルは髪にいいって本当?

ココナッツオイルオリーブオイルを頭皮につけることが一時期流行ったようです。今も愚直に試している人もいるかもしれません。ただしこれはおすすめできません。

もちろん合成洗剤でごしごしやるよりはマシでしょうが、付けているのは単なる油です。油は放っておくとどうなりますか? 酸化しますね。オイルは酸化すると過酸化脂質に変わります。それらは結局は肌にとっては異物でしかありません。皮膚が炎症を起こすといった弊害につながりかねません。

僕も洗髪だけで抜け毛200本オーバーを8か月経験したり、うつ病の後に生え際が1センチ弱一気に後退したりといった薄毛の危機を経験してきました。こういうときには髪や頭皮にいい! と言われるものはなんでも試したくなります。その気持ちはよくわかります。

ただし、そういうときだからこそ、それがどんな結果をおよぼすことになるのか冷静に考えてみることが必要です。今日は何度も繰り返してきたポイントをもう一度唱えて終わりましょう。そうです。余計なことをせずに人間が本来持っている頭皮や肌の機能を信じるということです。

 
 
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ブログ『健康オタクが教える薄毛防止法』髪の悩み相談室登場人物
髪の悩み相談室室長・羽田三樹夫……24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという恐怖体験を8か月経験する。そのときから生活習慣の改善に重点を置いた「薄毛にならない対策」をはじめる。父親はハゲ、父親の父親(=祖父)もハゲ、父親の兄(=伯父)もハゲ、母方の祖父もハゲ、父方の親戚にかつらの戦士がいるという「華麗なるハゲ一族」の出。遺伝を考えれば絶望的にかかわらず、42歳になった今でも「ハゲでない」状態をキープしている。
黒沢月男……30歳から生え際が後退しだし、ごまかしが効かなくなっている35歳。薬に頼るかどうか真剣に思案中。
雫まゆみ……旦那がずるむけのハゲ。旦那が育毛剤その他のヘアケア商品の購入のためだけに金を使うのでそのことでしょっちゅう喧嘩をしている。ハゲを見るだけで最近気分が悪くなる。