●シャンプーは界面活性剤の種類によって、高級アルコール系、アミノ酸系、石けんの3種類に分けられる
●洗浄作用の強い合成界面活性剤で洗うと「頭皮を薄くする」「皮脂腺が発達してかえって皮脂が増える」などの深刻な弊害がある
●シャンプーに含まれる防腐剤は頭皮にダメージを与える
●シャンプー選びを間違うと禿げることがある

こういうことをしているとかえって皮脂の量を増やすだけ
です。
事実私の頭皮が一番ベタベタだったのは
強力な合成界面活性剤が入った市販のシャンプーを使っていたとき
です。
ポイントの一つは
頭を根こそぎ洗浄する意識を捨てる
ということです。

無意識のうちに肌をかいては
ほぼ日常的に下着や衣服に血をつけてしまっていました。
それが
洗剤、食器用洗剤、ボディシャンプー、ハンドソープ
のすべてをやめた途端にかゆみも荒れもぴたっと収まりました。
洗剤や食器用洗剤に入っている合成界面活性剤は
非常に毒性の強いもの
です。
高級アルコール系と言われる市販のシャンプーのほとんどには
こうした衣服用の洗剤や食器用洗剤と同じ種類の合成界面活性剤が入っています。
まずこうした
強い毒性の入ったものを肌から遠ざける
ことです。
あなたの頭は油がべっとりと付いたフライパンや皿とは違います。
肌なら「荒れちゃった❤」ですみますが
頭皮の場合は下手をすると荒れたことが
そのまま薄毛につながる可能性があります。
「禿げちゃった❤」に恐怖を感じる人は
シャンプー選びを真剣にすることをおすすめします。

毒性の弱い合成界面活性剤が入っています。
例えば
ココイルグルタミン酸ナトリウム
や
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム
といったものです。
1本4000円前後するものがほとんどで
髪のことを心配している人達は
だいたいこのシャンプーの愛用者です。
このシャンプーを選んでいればまず間違いないというものですが
ただ、合成の防腐剤や香料といった添加物が入っているものには注意が必要になってきます。
湿気があるところで長期間カビも雑菌も繁殖させないような
「人工的な工夫」はまず頭のためによくありません。

どこのスーパーでも買える市販のシャンプーでした。
「頭皮がスカッとする」というたぐいのキャッチフレーズがついた
本当にどこでも買えるシャンプーです。
こういうスカッとするシャンプーは例外なく
毒性の強い界面活性剤が入っています。
こういうシャンプーを使い続けている弊害については
『合成洗剤 買わない主義 使わない宣言』(坂下栄著)
という本に詳しく出ているので、ここでは詳しく触れませんが、
ポイントはこういうシャンプーを使っていた期間が長ければ長いほど
頭皮をもとの状態に戻すのに時間がかかるということです。
僕のおすすめはリーブ21のアクティシャンプーRを使ってまずは
この頭皮のダメージを整えることです。
もしあなたの頭が完全に整った状態であれば、
昔ながらの製法で作られる「石けん」を使うことも選択肢の一つになります。
「カリ石けん素地」という成分が先頭にきた、余計な成分の入っていないものです。
安心ということで言えば
「石けんシャンプー」は
職人が実際に試食しているものも多くあります。
洗剤を試食していたら大変なことになりますね。
口に入れられないものは肌にもつけないほうがいい
というのが私の最終的な結論です。

目次
1位:リーブ21 アクティシャンプーR
僕は洗髪だけで200本抜ける状態が8か月続くという恐ろしい体験をしたとき、このシャンプーに変えました。市販のシャンプーを使って頭皮をいじめ抜いてきた人はまずこのシャンプーを試すことを強くおすすめします。植物由来の天然成分20種類以上配合されていて不自然な香りが一切しません。泡立ちよし、きしみなし、合成成分がほとんど無添加という頭皮を健やかにするために考え抜かれたシャンプーです。配送の際にはリーブ21の商品だとわからないように送ってくれます。
値段 | 税込2970円(公式サイト定期便利用時、送料無料、200ml=1か月) |
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成分 | 水、ココイルグルタミン酸TEA、ラウラミドプロピルベタイン、デシルグルコシド、ラウラミドDEA、プロパンジオール、BG、ココイル加水分解コラーゲンK、PCA-Na、ココイルリンゴアミノ酸Na、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、グリチルリチン酸2K、レモン果皮油、リンゴ酸、ニオイテンジクアオイ油、トウキ根エキス、マグワ根皮エキス、シャクヤク根エキス、クララ根エキス、ノイバラ果実エキス、ローマカミツレ花エキス、ボタンエキス、ローズマリー葉エキス、レモングラス油、ニンニク根エキス、トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース、セイヨウキズタ葉/茎エキス、ペンチレングリコール、セイヨウアカマツ球果エキス、塩化Na、ゴボウ根エキス、ラウリン酸PEG-80ソルビタン、オランダカラシ葉/茎エキス、ステアリン酸スクロース、オドリコソウ花エキス、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、アルニカ花エキス、カプリル酸グリセリル、ポリクオタニウム-10、エチルヘキシルグリセリン、クエン酸 |
2位:池田さんの釜焚き石けんシャンプー柚子はちみつシャンプー
このシャンプーのラベル書いてあるのが「一釜ごとに試食してお届けしています」という文言です。有機栽培された柚子や垂水温泉水、有機ハチミツが配合されています。エタノールも植物由来のものを使っており、防腐剤も入っていません。よくある石けんシャンプーにあるきしみはそれほどなく、香りがとてもよいのが特徴です。石けんを選ぶならこれです。
値段 | 1496円(300ml/1か月半程度) |
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成分 | カリ石けん素地、温泉水、エタノール(植物由来)、グラニュー糖、グリセリン、ユズエキス、ユズ種子エキス、カボス果汁、ハチミツ、甘草エキス、クエン酸、イタリアイトスギ葉・実・茎油、ラベンダー油、ユズ果実油 |
3位:池田さんの釜焚き石けんシャンプー ピュアハニーソープ
同じメーカーのシャンプーです。やはり職人が試食しています。僕は「柚子はちみつシャンプー」を使い切ったあとに1か月試しましたが、皮脂の量ということで言えば、引き続きべとつきを感じなくなるくらいの量がキープできていました。当然頭皮の嫌な臭いも消えます。「敏感肌用」とラベルにあります。九州産馬油油脂の石けん素地に国産の純粋ハチミツ、蒸留の竹酢液が入っています。
値段 | 1430円(300ml=1か月半程度) |
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成分 | カリ石けん素地、水、エタノール、グラニュー糖、グリセリン、カボス果汁、ハチミツ、竹酢液、クエン酸、ヒノキ油 |
4位:パックスオリー シャンプー
安価な値段で手に入れることができ、短髪な方であればこれ1本で2カ月程度はもちます。太陽油脂というメーカーのもので、肌や皮膚から入る「毒」に関して敏感な会社です。少しきしむのが弱点ですが、例えば下にあげるリンスと併用すれば、それほど気になりません。コスパも考えると使う価値あり!の一品です。ちなみに僕はこのメーカーの歯磨き粉を使っています。
値段 | 1,069円(550ml=2カ月程度) |
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成分 | 水、カリ石けん素地、グリセリン、ムクロジエキス、スクワラン、トコトリエノール、カミツレ花エキス、マンダリンオレンジ果皮油、オニサルビア油、ニュウコウジュ油、クエン酸、エタノール |
5位:無添加泡のせっけんシャンプー
そのままズバリ「石けんシャンプー」です。「水」と「カリ石けん素地」のみというまさに石けんをシャンプーに転用したものと言えます。僕はシャンプーを使うときは頭皮をマッサージしていますが、このシャンプーを使うときは先にマッサージをしていました。シャンプーをつけて洗うというよりもシャンプーをつけて流すという感覚で使っていました。ここであげたシャンプーの中で一番安い値段です。パーム核油のほか植物由来のひまし油が配合されていて、きしみをこれでおさえてくれます。全身も洗えます。余計なものを一切入れていないので「安心」です。
値段 | 863円(500ml=2カ月程度) |
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成分 | 水、カリ石けん素地 |
番外編:石けんシャンプー専用 かぼすのリンス
石けんシャンプーの弱点はきしむということです。それを解消してくれるのが、このリンスです。大分産の有機栽培カボス果汁や沖縄のヨモギエキスが入っています。これを併用すれば石けんシャンプーの弱点をカバーできます。CCレモンという飲み物にちかいいい臭いがします。注意点は酔っぱらって髪を洗っているときに間違えて飲んでしまわないようにすることです。それでも洗剤を飲むのとは全然違いますが……。値段 | 1386円(300ml=1か月半程度) |
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成分 | 水、クエン酸、グリセリン、エタノール(植物由来)、カボス果汁、温泉水、ヨモギエキス、アロエベラエキス、キサンタンガム、ラベンダー油、オレンジ油、ローズマリー油 |
頭皮のためはどんなシャンプーがいいのか、ポイントになるところから、書いてみます。