例えば、あなたは「〇〇が体にいい!」と聞いて、実際に試したことはないですか?
〇〇に入る部分はショウガでもいいし、ブロッコリーでもいいし、カイワレでもいいし、コラーゲンのような特定の栄養素でももちろんいいわけです。
こういう情報に踊らせて、そればかり続けて食べたという経験はありませんか?
例えばテレビ番組で医学博士がもっともらしく語っている食材を大量に買いあさったことはありませんか?
まず前提としてお伝えしなければならないのは「特定の〇〇がいい!」という情報を真に受けて、そればかり取っているようなあなたの食生活ははっきりと間違っているということです。
僕も食事やそのほかの生活習慣に注意するようになってから、いろいろな情報を目の当たりにして、そのうちのいくつかは実際に自分でも試したことがあります。
そうした経験からも、断言できることは
「取らなければいけない栄養素というのはもちろん存在するけれど、それ単体で効くような特効薬など絶対にない!」
ということです。
僕がここまで言う根拠からまずはじめてみましょう。
目次
髪が健やかになる根拠とはいったい何なのか?
タンパク質、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンC
これは髪を作る酵素に必要だと言われている栄養素の羅列です。
髪に必須だと言える栄養素だけでもこれだけあるわけです。
僕はうつ病になってしまい食事の仕方について迷っていたときに、ビタミンB群がセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の合成に大きな役割を果たしている、ということを知りました。
ただし、このビタミンB群というのはそれ単体ではよい働きをしてくれません。
ビタミンB群にいい働きをさせるには、フグやタラなどの白子に多く含まれている核酸という別の栄養素が必要になります。
(核酸はほかにノリ、大豆、かき、牛肉、豚肉、鶏肉などに含まれています)
ビタミンB群だけ、それだけではダメなんです。
あなたが踊らせている「この食材が効く!」という類の話もこれと同じです。
カルシウムが体には必要だからと言って、カルシウムばかり取っていても意味がないということです。
カルシウムによく働いてもらうためにはマグネシウムが必要です。
マグネシウムの側からいえば、カルシウムが必要なわけです。
例えれば食事はチームスポーツです。
チームスポーツはチームとして、機能していなければ、必ず負けます。
あなたが、「これがいい!」と聞いてその栄養素ばかり取っていたとしたら、ほかのプレイヤーを無視して、勝手に動いている愚か者を体内に持ってしまったようなものです。
これではダメ❤!なんです。
いきなり冒頭で言ったらお前バカか、と言われそうなのであえて控えましたが「食事はバランス」です。
栄養がうまく体内で働いてくれるようにするため、バランスよく取ることが何よりもあなた意識すべき、ことです。
バランスはあなたという人の体調、特徴の上にある!
そして、大切なことは、こうした前提があったうえで、個々人の体調やその他の「事情」も加味していくということです。
例えば、僕の場合であれば、うつ病になってしまったことと、その後「切れ痔」が悪化してしまった、ことが「事情」ということになります(「痔」のことは誰にもいわないでね❤)
だから僕の場合意識して取りたい栄養素は、
ということにまずなります。
便の硬さに苦しんだということを考えると、食物繊維は必須です。
やわらかい便を作るには食物繊維は外せないんですね。
同時に食物繊維は、血糖値の急激な上昇を防ぐ役割があることも広く知られています。
つまり、うつ病の治療に食事療法を取り入れた僕の場合は、痔の対策にもうつ病対策にも食物繊維を取ることが必須となるわけです。
うつ病を克服してから随分時間は経ちましたが、食事では相変わらず気をつけていることがほかにもあります。
それが、
なるべく糖質を食事の最後に摂る
ということです。
糖尿病患者が、がんを含めた様々な疾患にかかりやすくなるということはすでに明らかになっています。
また山田悟氏は『糖質制限の真実』のなかで糖尿病の人の次に死亡率が高かったのは食後のみ血糖値が高かった群だったいうデータを示しています。
同じ書籍の中で血糖の激しい上下動が酸化ストレスを起こし、老化や細胞のがん化にもかかわっているという怖い実験結果についても触れられています。
うつ病との関係云々は抜きにしても血糖値のコントロールは現代人にとってとても重要なことと言えると思います。
酸化ストレスが引き起こす「老化」というのは、もちろん結果として髪の老化も意味します。
僕の場合の「食事のバランス」はこうした細かい点の積み重ねで保っている状態、ということになります。
ほかにもこんなことに注意しています!
さらに、ほかに意識していることをあげるならば、
●添加物をなるべくとらない(特に着色料、酸化防止剤、保存料が入ったもの。また加工肉も食べない)
ということです。
無制限にとることで、体へ悪影響があるということが、あちこちで証明されている2つです。
もちろん添加物をまったく口にしないということはできないと思います。
だから、自宅での食事にはなるべく取り入れない、積極的には取らないということになります。
僕が気を配っている「バランス」はざっとこんな感じになります。
●なるべく糖質を最後に摂る
●塩分をとりすぎない(1日8g以内が目安)
●添加物をなるべくとらない(特に着色料、酸化防止剤、保存料が入ったもの。また加工肉も食べない)
薄毛予備軍の僕が今している食事を掲載しました!
このブログで何度も触れてきたことですが、僕は24歳のときに洗髪だけで200本の髪が抜けるという恐怖体験をして(しかもそれが8か月続いた!)食事を含めた生活習慣をすべて見直しました。
また、うつ病を克服したあとに再びやってきた髪の危機(200本近い抜け毛、額の1cm弱の後退)も同じように生活習慣を改めて見直すことで乗り越えました。
大量の抜け毛が続いているときは産毛が全体の3分の1を超えるときもあるという、髪のサイクルが明らかに狂っているという状態です。
しかも、親父はハゲ、親父の親父もハゲ(=祖父)、親父の兄貴(=伯父)もハゲ、母方の祖父もハゲ、という「華麗なるハゲ一族」の出です。
そうした条件を持っている43歳の男が、それでも今なおハゲでいない状態を維持している食事がどういうものか一応示しておきたいと思います。
フリーで編集界隈の仕事をしているため、一日自宅で作業する、という日もあります。
そうした、一日を写真で撮ってみました。
条件はそろっているのにハゲてない人間がしている食事を参考にしてみてください。





細かい点を補足すれば、ほぼ毎日トマト、しょうがを摂っています。またタンパク質は週でならすと、魚4、鶏肉1、豚肉1、牛肉1くらいの割合で摂っています。
僕の場合トマトを食べると口内炎の治りが早くなります。しょうがは風邪を引いたとき摂るとやっぱり治りが早くなります。こういう「パワー」を期待して毎日摂るようになりました。
豚肉、牛肉などの赤味の肉が健康に与える影響が様々言われているので、週で2回程度にとどめています。
ほかのタンパク源はもちろんハゲの味方! 大豆です。
タンパク質は髪を作るうえで非常に重要な栄養素です。これに関してはサプリなどに頼るというのも一つの手ではあると思います。
(もちろん添加物と相談しながらということになりますが)
さっきも触れたとおり僕の場合痔を経験してから、食物繊維をきちんと摂るようにしてきました。
これまでさまざまな組み合わせを試しましたが、一番うんこの硬さが安定するのが(汚い話ですいません!)サツマイモと味噌汁、納豆の組み合わせです。食事の例で言えば朝食の組み合わせですね。
僕には緊張すると便が硬くなりやすいという、困った弱点もありますが、サツマイモ+味噌汁+納豆があればほとんどの場合その弱点もカバーできます。
それから時々ひじきを取ることもします。これも食物繊維が豊富ですね。
●サツマイモ+味噌汁+大豆はもっとも便が硬くならず腸内環境を整える
最後にちょっとだけ痔と糖質制限の話
これを読んでくれている人のなかには、炭水化物はいっさい口にしない、という極端な糖質制限を実践している人もいらっしゃるかもしれません。
僕も、うつ病になった後一切炭水化物を取らず、糖質があるものを遠ざけたことがあります。
ただ、極端な糖質制限は「便の健康」を維持するのが難しいというのが僕の実際に試した感想です。
極端な糖質制限を実現しようとすると、サツマイモはもちろんダメ、ゴボウなどの根菜類もほぼ取れません。
これが、僕にとっては悲劇でした。
とにかく便が硬くなってしまうんですね。
(度々汚い話ですいません!)
僕の知人に極端な糖質制限をしている女性がいますが、この人は便自体が出なくなると言っていました。
糖質制限に関しては糖尿病における、カロリーまたは脂質悪玉説からのパラダイムチェンジという側面が多分にあります。
それを先導したい医者たちの「政治的な」背景に関してもよく考えたうえで試す必要があるということですね。
とにかく僕の場合は「切れ痔の悲劇」「抜け毛の悲劇」「うつ病の悲劇」の三大悲劇を繰り返さないためにうまくバランスを取りながら食事をしていかなければならないということです。
あなたも、ぜひ自分なりの献立を考えていってください。
今日はここまで!
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