薄毛になりやすい食生活はこれ! 薄毛対策!厳選5選!

羽田三樹夫
「髪は血余」ですから生活習慣がもろに反映されます。特に食事です。今日は「薄毛になりやすい食生活」を僕の実体験を含めてあげてみました。

 
 

ポイント!
●注意したいのは「酸化」と「糖化」。これが「老化」を進めます!
●これが「効く!」類の宣伝に騙されない!食事はバランスが第一です!
 
 

髪にいいと聞くとそればかり食べている

一時期β-カロテンが健康にいいという理由で重宝されたことがありました。

あなたも飲み物の宣伝でβ-カロテン〇g配合などという文句をよく耳にしたはずです。サプリで日常的にとっていた、という人もなかにはいるかもしれません。しかしその後1日20~30mgの摂取が肺がんのリスクを16%あげるという報告がされて下火になりました。

β-カロテンの場合は健康に対していい、ということでしたが、世の中には「ハゲにはこれ!」といった類の宣伝があちこちでされています。こういうものにしがみついているうちはまず髪の調子が上がってくることはありません。食事はあくまでバランスです。

髪に必須と言われている栄養素はタンパク質、ビタミンB群、ビタミンC、亜鉛などのミネラルです。これだけ考えてもいかにバランスよく食べなければいけないかわかるはずです。宣伝に踊らされてただ病気のリスクだけ上げていた、などということはないようにしたいものです。

羽田三樹夫
β-カロテンと肺がんの関係は「アメリカ国立生物工学情報センター(NCBI)」のアーカイブで見ることができます。「Beta-carotene Supplementation and Cancer Risk: A Systematic Review and Metaanalysis of Randomized Controlled Trials」という論文です!

 
 

加工食品を毎日欠かさない(菓子パン、スナック菓子、カップめんなど)

こうしたものにはトランス脂肪が含まれています。トランス脂肪は心臓病のリスクを高める、脳の活動に必要な酵素を破壊し、注意欠陥障害(ADD)を引き起こす、などさまざまな病気に関わっているとの指摘がある人工の油です。

なかでもハゲ界隈の人間が気にしなければいけないのは、トランス脂肪が大量の「活性酸素」を作り出してしまうことです。「活性酸素」は「老化」を進めることがわかってきています。

AGA(男性型脱毛症)はDHT(ジヒドロテストステロン)が犯人だとしても、なにがトリガー(きっかけ)になって進行するのかはわかっていません。双子の薄毛の進行が違う、などという例はどこにもでもあるわけです。だから食事を含めた生活習慣が大事になってきます。少なくとも老化を進めるようなものは控えるべきです。

黒沢月男
トランス脂肪はマーガリンに含まれています。「ショートニング」「加工油脂」「ファットスプレッド」というのもマーガリンの仲間です。また「植物油脂」などとしてあるものもこうした油の親戚と考えてよいものです。

 
 

糖質過多になっている

僕は人生で何度かハゲかかったことがあります。一度は洗髪だけで200本抜けるという恐怖を8か月も味わったことがあります。短期間で生え際が1センチ弱後退したこともあります。

そのときのことを今冷静になって振り返ってみると必ず糖質過多の食事があったことに気づきます。ひどいときは1食で米3合食べていたことさえあります。

こうした食事をしていた時の一番悩みは頭皮にニキビができることでした。例えばニキビの原因として『医者が教える食事術』の牧田善二氏はこんな風に書いています。

 
 

また、吹き出物やニキビに悩まされるのも、糖質の過剰摂取が原因です。
チョコレートをたくさん食べれば吹き出物やニキビができます。そのとき、多くの人は「チョコレートに含まれる脂肪のせい」と思っていますが、過剰なブドウ糖が中性脂肪に換えられたものが皮膚に溜まっているというのが正解です。

 
 

あなたは、頭皮にニキビができてそれを取ると一緒に髪まで取れてしまったという経験をしたことがありませんか? 

僕が髪の危機を経験したときに味わった恐怖の一つがこれです。糖質過多というのは一つ見直すべき食生活ということになります。

ただし、糖質制限というような極端なことはしないほうが無難です。炭水化物に加えて根菜類まで制限するとなると、健康上のリスクがあがってきます。過ぎたるは猶及ばざるが如し(やり過ぎは害になる)です。

羽田三樹夫
糖質制限をするとまずうんこに問題が生じます。私の場合はうんこが極端に硬くなり、ひどい痔になってしまいました。炭水化物や根菜までまったくとらなくなると食物繊維や他のミネラルまで「制限」することになります。これは髪のためもよくありません。
 
 

 
 

揚げ物が好き。食事は揚げる/焼くが基本

油を使って高温で揚げたり焼いたりするとトランス脂肪が発生することがわかっています。またそれ以外にもアクリルアミドという発がん性の高い物質が発生することもわかっています。これはジャガイモなどのデンプンを揚げると発生します。ファーストフード店のフライドポテトなどは油のことを考えてもこうした物質のことを考えても、健康のためにならないものだということです。

また魚の焦げなどに含まれるベンツピレンも発ガン性が疑われています。「酸化」とともに注意しなければいけないのは「糖化」です。

どちらも問題なのは「老化」を早めることです。AGE(終末糖化産物)という物質に着目して、これが老化を進めるとしたのは前述の牧田善二氏ですが、揚げる、焼くといった高温で調理したときにこのAGEが増えると指摘しています。

僕はなるべく「蒸して」食べるようにしています。かぼちゃ、芋などの野菜はこの蒸すことでうまみが倍増する感覚があります。煮る、蒸すということを調理の基本とするのがおすすめです。

黒沢月男
もちろんすべてを完璧にやめるというのは不可能だと思います。回数を少しずつ減らすというのでも十分です。また、揚げる、焼く以外の調理法でも食材は美味しくなるのでこれを知ることも大切です!

牛肉、豚肉がタンパク質摂取の中心

僕は今42歳です。40歳をすぎてからは、とにかく周りのハゲ人口が急増していて、安易にハゲネタで笑いを取れない雰囲気があります。周りにいるハゲを観察しているとここまであげた加工食品好き、糖質過多、揚げ物好きという人がほとんどです。

昼飯はラーメン、飲みのお供は唐揚げ、小腹がすいたらお菓子という人の頭(髪)を見ると決まって問題があることが多いのが現実です。

僕の友達の一人はフィナステリド(商品名=プロペシア※薄毛の薬です)をコーラで飲んでいます。こうした人たちの別の共通点としては、赤味の肉をよく食べているということです。牛丼、かつ丼、その類の食べ物はもちろん、ベーコンやハムといった加工肉に関しても無頓着です。特に加工肉に関しては発がん性も指摘されています。

栄養はまず、生きていくうえで必要な臓器に送られた後に、髪や爪などに届きます。大量に取るとどうやら不健康になるとわかっているものは、髪にとって健康であるとするほうが強引な考え方です。髪は血余と考えて体にいいものを取るようにすることが大切です。

羽田三樹夫
私のたんぱく質摂取の基本は1に大豆、2に魚です。豚や牛も食べますが、だいたいそれぞれ週1回の割合です(ほかに鶏を週2くらいで食べます)。大豆は植物エストロゲン(女性ホルモン)と言われています。一応豆乳をとる習慣がある人の薄毛の割合がすくなかったという調査も存在します(※「Androgenic Alopecia Is Associated with Less Dietary Soy, Higher Blood Vanadium and rs1160312 1 Polymorphism in Taiwanese Communities」)
 
 
 
 
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ブログ『健康オタクが教える薄毛防止法』髪の悩み相談室登場人物
髪の悩み相談室室長・羽田三樹夫……24歳のときに洗髪だけで200本抜けるという恐怖体験を8か月経験する。そのときから生活習慣の改善に重点を置いた「薄毛にならない対策」をはじめる。父親はハゲ、父親の父親(=祖父)もハゲ、父親の兄(=伯父)もハゲ、母方の祖父もハゲ、父方の親戚にかつらの戦士がいるという「華麗なるハゲ一族」の出。遺伝を考えれば絶望的にかかわらず、42歳になった今でも「ハゲでない」状態をキープしている。
黒沢月男……30歳から生え際が後退しだし、ごまかしが効かなくなっている35歳。薬に頼るかどうか真剣に思案中。
雫まゆみ……旦那がずるむけのハゲ。旦那が育毛剤その他のヘアケア商品の購入のためだけに金を使うのでそのことでしょっちゅう喧嘩をしている。ハゲを見るだけで最近気分が悪くなる。