前回は僕が感じるハゲ・薄毛の人の特徴として「臭い」をあげました。
僕が、週1回通っているジムで、距離が離れていても臭う人にハゲ・薄毛の人が多いということをお話ししたわけです。
キーワードはズバリここ数回の記事でずっと話題にしている活性酸素です。
『酸化ストレスから身体をまもる』の著者である嵯峨井勝氏の次のような説明から、食生活を含めた「生活習慣」のまずさが原因になるのではないか、というのが僕の仮説になります。
料理の油が古くなると、いやな匂いがしますが、これは過酸化脂質の分解物で一種のアルデヒドです。オジさんがいやがられる原因の加齢臭も過酸化脂質の分解物です。
今日は、この話題の続きとして、僕の周りにいるハゲ・薄毛の行動パターンについて書いてみようと思います。
僕の頭の中にいる3人の共通事項をあぶりだしてみましょう。
(僕の親父も含む!)
「ハゲている人の特徴はズバリこれ! 特徴を知って薄毛・ハゲを防げ!」
目次
共通点は情報に対してあまりにナイーブだということ
このブログで何度も登場してもらっている一人がコーラでフィナステリド(商品名プロペシア)を飲んでいる友人です。
こいつとは、何十年の付き合いになりますが、とにかく「あれがいい、これがいい」という情報についての食いつきがあまりにはやく、そして飽きるのもはやい男です。
ハゲ・薄毛に関する情報だけではありません。
「腹をへこますにはこれがいい」とか「体重を落とすにはこれ」とか定番の情報に対しても同じです。
とにかくネットでもツイッターでもテレビでも氾濫している情報に対して食いつきが驚くほど早いんですね。
しかも、その方法というのが、「これだけやれば生える」とか「これを飲んだらすべて解決する」とかその類の情報ばかりです。
僕は以前、ハゲと食事の関係を扱った記事の中で「これがいい」類の情報に踊らせている食事は間違っていると断言しました。
「その食事間違っています! 薄毛と食事の本当の関係とは?」
それは、どこかの栄養を突出して取れば必ず偏りが出るからですね。
僕はうつ病になってしまい食事の仕方について迷っていたときに、ビタミンB群がセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の合成に大きな役割を果たしている、ということを知りました。
そして、このビタミンB群にいい働きをさせるには、フグやタラなどの白子に多く含まれている核酸という別の栄養素が必要になるということも同時に知りました。
要するに食事というのはチームワークなんですね。
バランスが何よりも大事でそのうえで自分自身の特徴(体調など)というのを考えながら取るものなんです。
僕の場合はひどいうつ病になったしまったときに、食事の仕方を大幅に変えました。
そして、痔になったときにさらに変えました。
ひどい出血があって、痛みもある切れ痔になってしまい、食事を変えることでこれを克服したわけです。
食物繊維は血糖値の上昇を抑える役割があることも知られています。
こうしたことから僕はこの食物繊維の取り方というのを工夫しながら食事をしています。
髪に必要だと言われている栄養素は、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンC、ミネラル群(特に亜鉛)です。
ここで挙げた栄養素を取るには、当然バランスの取れた食事をとるしかないわけです。
何かに頼るとしたら、自分にかけている部分はどこかと精査してうえで、サプリを検討してみるとか、そうしたことです。
ここにはハゲにいいのはこの食材といったバカな宣伝文句が入るこむ余地はありません。
つまり、その類の情報に踊らせているうちは成果なんて出るはずがないんです。
フィナステリドをコーラで飲んでいる友人を傍らで観察していると、丼もの、ラーメンといった炭水化物過多の食事にまったく変化がありません。
運動(をしないという)習慣にも、休みの前の日は深酒をして朝方寝るという習慣も変えていません。
変わったのはシメのラーメンがそばに変わったくらいです。
(胃にもたれるようになったからだそうです)
この友人はフィナステリドをここ数年服用していますが、僕の目から見ると本人が主張する現状維持からわずかに後退しています。
「薄毛、抜け毛対策にサプリが有効って本当!?」
薬に対してナイーブなのは単に危険なだけです

例えばハゲにカイワレがいいなどと言われて、そればかりにはまっているくらいならまだかわいいものと言っていいかもしれません。
しかし
「ハゲ・薄毛には病院での治療」「ハゲ・薄毛には薬」
これで一択。
だからクリニックに行って薬をもらってきましょう。
ということになると話が違ってきます。
それは薬には必ず副作用があるからですね。
事実僕はミノキシジルの外用薬に一度手を出してひどい副作用を経験しました。
前頭部の生え際に膿ができてしまい、その部分からはもううぶ毛さえはえてきません。
内服のミノキシジルなんていうのは論外ですね。
これはアメリカのFDA(Food and Drug Administration)からBoxed Warningという使用についての強い警告が出されている薬です。
ましては、薄毛・ハゲ用の薬として認可している国なんてどこにもありません。
降圧剤の副作用に毛が生えるというものがあったので、その副作用を期待して使っている人がいる、というだけの話です。
こんなものは、まさに自分の体を切り売りしているようなものです。
ハゲをとるか健康で暮らせるからだを取るかなんて比べるまでもない話です。
例えば僕の親父、伯父はこんな感じです!
僕の親父はハゲていると散々このブログで書いてきました。
僕が物心ついたときは40代手前ですでに青函トンネル開通状態でした。
前頭部から始まったハゲが続いて広がってきた頭頂部のミステリーサークルを飲み込んだ感じです。
今はもう頭を全部そってつるつるの状態にしています。
ただ50代までは育毛剤を半年たたないうちに常にリニューアルしていました。
ネットで情報が拾える時代ではないですから、情報はだいたい新聞か本、もしくはテレビですね。
テレビでこれが効くと言われればそれを試して、3カ月試したら今度は新聞の広告で見つけた育毛剤、書籍でどこかの医者がこれはいいといっていた育毛剤がその次です。
こんなことをやっていても、ダメに決まっていますね。
ちなみに育毛剤のリニューアルは親父の実家でも見ることができました。
僕が親父の実家を訪ねるのは、夏と正月休みです。
年2回ですね。
行くたびに洗面台にある育毛剤が変わっていました。
親父の兄(この人もハゲ!)の仕業です。
兄弟して行動が同じで、結果はいずれもハゲだったわけです。
例えばフィナステリドの副作用として乳がんの増加が確認されたという疫学的調査が現にありますね。
→https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29239131
そして、そうした調査を打ち消す結果もまた存在します。
それらの情報を天秤にかけて、最後は自分で判断する、ということが薬の場合はとにかく重要になります。
飲むことをやめたら、元に戻ってしまうので、何十年も飲み続けることが治療の大前提である薬を、医者の説明だけで決めるというのもすごい荒業だとしか僕には思えませんがどうでしょうか?
筋トレをすると薄毛になるって本当? ~筋トレとハゲの関係とは~
これだけやれば効く!は嘘!
こういうハゲ・薄毛のブログをやっていてコメント欄を開いておくと、一番多いメッセージが
「これだけやれば毛が生えてくる!」
といった類のうさんくさい宣伝です。
こうした宣伝の類に乗っかった時点で終わりなんですね。
以前、男性ホルモン受容体の感受性が強いにも関わらず43歳になった今でもハゲていないマッチョな友人の話をしました。
(感受性が強いとよりジヒドロテストステロンの影響を受けやすいと言われています)
この友人は三度の飯よりも、筋トレが好きという人です。
あのハゲの敵と言われている筋トレを習慣にしているのにも関わらず、全然ハゲていないわけです。
この人の例一つとっても見ても、男性ホルモンだけが、ハゲ・薄毛の原因でないとわかります。
つまり、要因はもっと複雑で、いまだわからないことの多いということです。
だから、「これだけが効く!」というのが文字通り胡散臭いだけの嘘の宣伝文句だとわかるわけです。
髪はどこまでいっても血余でしかありません。
一つの情報に踊らせらされて大切な髪がなくなっちゃった!なんてことにならないようにしたいものです。
やれることは結構あります!
僕は洗髪だけで200本抜ける状態が8か月続いたときに、まず食事を変えました。
そして、生活に運動を取り入れました。
頭皮に直接影響があるところで言うと、石油系の合成界面活性剤が入っているシャンプーを使うのをやめました。
添加物の固まりのような育毛剤もやめました。
シャンプーに関してはうたっている宣伝文句がどの程度正しいのか自分でよく吟味する、ということもしました。
例えば石油系の合成界面活性剤が入っているシャンプーであれば、汚れがよく落ちる、というのはそのまま真実なんですね。
ただし、人間の頭皮は油がついた皿ではないわけです。
食器洗いの洗剤と同じような成分の入ったシャンプーを使っていて影響がない、はずがないんです。
「正解はこれ! リーブ21の育毛シャンプーを17年間使い続けた僕のリアルすぎる口コミ」
その情報の必ず裏面を確かめること、このことがもっとも僕の周りにいるハゲにかけている部分です。
つまりこれが、僕の周りにいるハゲ・薄毛の特徴だと一応の結論を書いておいて今日は終わりたいと思います。
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