前回学生時代から引きずっていたひどい食事をリーブ21から受けた指導を基に変えたところまで書きました。
本当にざっくりしたポイントを挙げると次のようなことです。
●品目を常に多く取るようにする
●余計な添加物の入った食品をなるべく取らない
また、食事内容の具体的な変化としては、だいたい次のようなことになります。
●ごはんを減らした代わりにジャガイモをとるようになった
●外食するときでも、ラーメンだけ、カレーだけという食事はやめて定食を食べ、できれば単品で品目を追加するようになった
前回も書きましたが、僕が今現在リーブ21の考え方がすべて正しいとは思っていません。また、僕が通っていたのが17年前のことなので、今は全然違う指導をしている可能性が大いにあると思います。
それと、ごはんの代わりにジャガイモというのは、僕の判断で変えたことなので、指導を勝手にアレンジしてしまっているとこももちろんあります。
僕はこうした食事の仕方を数年間続けました。
変えるきっかけは、うつ病になってしまったためです。
うつ病になって一番大きく変えたところを先に書いてしまうと、炭水化物を含めた糖質の量です。
食後の血糖値が急激に上がらないようにするために、ここを変えました。
今日は「食事の回」としていますが、うつ病になって食事を変えたということから、僕の悲惨なサラリーマン時代の話も多くなります。
「その食事間違っています! 薄毛と食事の本当の関係とは?」
また、うつ病になるまでの期間の髪の毛の変化については、目次の「うつ病になったときの髪の状態はどうだったのか?」に飛んでください。
目次
このころは抜け毛が落ち着き産毛が抜けることが少ない時期でした
リーブ21の指導を受けた直後の夕飯の内容をもう一度掲載してみます。
(このころしていた典型的食事という意味で、毎日これを食べていたわけではもちろんありません)
そのときは両親と同居していたので、母が作ってくれたものです。
一人暮らしをしていたときのひどい炭水化物祭り(焼きそばをおかずに白飯を食らう)といった内容からはくらべものにならないものになりました。
だいぶ今の自分の食事に近づいてきています。
僕はだいたいこのような食事をその後5年ほど続けました。
もちろん同時にリーブ21のシャンプー、育毛剤を自宅で使用しつつヘアケアも万全にしていました。
200本あった抜け毛が落ち着いて安定的に30~50本くらいをいったり来たりしているという状態です。
抜け毛祭りのときに気になっていた、産毛や細い抜け毛もかなり改善されてきました。
(ひどいときは3分の1を超えていたのが、1割程度にまで減りました)
自分の中では気分の浮き沈みも比較的少なく、安定して暮らせていた時期だと思います。
会社の合併、食事の乱れ再び
この安定した習慣が崩れたきっかけは、転職をしてその会社が大手の広告系会社に吸収合併されたことでした。
僕が勤めていた会社は本を作る出版社でした。
本当にのんびりしていた会社で、会社というよりもどこか家族のような感覚でいられる場所でもありました。
それは、業績不振に陥っても全然変わりませんでした。
そこへ黒船が来訪したわけです。
「編集、制作、営業なんて垣根はまったくないものだと思ってください、すべての指標は売上だけ。売上がたたなければ会社として成り立たない。そのことを常に自覚してください」
これが、新しく社長になった、親会社の専務から初日の朝礼で最初に言われた言葉です。
のんびりした空気が染みついていた体に開口一番上の言葉です。
がつんと頭にくらったような感覚でした。
それから、その言葉にたがわない厳しいノルマとプレッシャーとの戦いが始まりました。
地獄の残業祭りの始まり
そこからは本、広告をとるためのパンフレット、WEBなどのプレジェクト、なんでもありです。
一人で4つの制作を進行させるなんて当たり前で、できなければ営業やその他の部署への異動、それが嫌なら辞めるしかないという、人生で一番仕事のことしか考えられない時期に突入してしまいました。
食事について言えば、合併してすぐに学生自体のひどい状態に一時的に戻ってしまいました。
昼は定食でなんて言っている暇自体がありません。
朝、パンを大量に買っておいて、それを食いながら、仕事なんてことが頻繁になりました。
カップラーメンを大量に常備しておいたときもありますが、電話応対がのびると麺ものびるということを何度も経験してやめました。
せめてコンビニ弁当でも、というところですが、両手を使っての食事の時間がなかなか取れないという日が多くなってしまったのでこれもやめました。
パンです。
片手で食えて、飲み物で流し込めば、すぐに電話にも出られます。
夜は定食を食べていた、としたいところですが、このころは頭のケアの前に自分の心のケアというのを本気で考えなければならない状態です。
自分の頭がかつて200本の抜け毛を連日経験して、産毛もたくさん抜けていたハゲ予備軍だったというところに意識がいきません。
夜は、同じく残業あがりの同僚とそばにビール。
それも深夜での食事が常態化していきます。
食事も一時的に暗黒時代に突入してしまったという感じです。
残念! うつ病にり患!
最近奇跡的に取ってあった当時のタイムカードを見ると、ひどいときは月の半分が歯抜けになっていました。
どういうことかわかりますか?
要するに家に帰っていないんですね。
もう生活習慣が大事もくそもあったもんじゃありません。
慣れというのは、よくない慣れがありますが、僕の場合のこのよくない慣れが突如として崩壊したのは、僕を励ましてくれていた直属の上司がうつ病になって長期離脱をしてしまったことでした。
心に鉛がぶら下がっているような感覚
今考えるとこういう生活を実に2年半もやっていた、というのは奇跡みたいなものだと思います。
変調をはっきり意識したのは、嵐の防波堤のような存在だった直接の上司が離脱して、その上の役員(この人も家族みたいな存在でした)との面談で突然涙が止まらなくなってしまったときです。
様子を心配したその役員から数日休むように説得され、休んだもののまったく疲れが取れる感覚がありません。
もらった休みは3日でした。
ところが、再度出勤すべき朝にどうしても足が会社に向きません。
体に重しでも乗っているような感覚です。
もう一日だけ休みをもらい、体をしっかり休めました。
ただし、状態まったく、変わらずです。
どうやら心に重い重い鉛が垂れ下がっていたようです。
次の日、町の精神科になんとか足を運んで、もらった診断がうつ病でした。
しかも
「典型的なうつ病」
ということでした。
うつ病になったときの髪の状態はどうだったのか?
このうつ病になってしまうまでの地獄の期間で僕の髪の毛がどうなったか、という重要なところにも触れておきたいと思います。
当時僕は年下の彼女と半同棲のような生活をしていました。
その彼女に髪または頭皮のことで指摘されたことが2点ありました。
一つは、僕が「お前の髪のほうがよく抜けるんだからお前が掃除しろ」とわけのわからない理屈で掃除を押し付けようとしたとき、コロコロについた髪の毛を見せられて、「私は産毛が抜けることはないからあんたが掃除しろ」と言われたことです。
抜け毛で一番怖いのが髪のサイクルが狂ったために抜け落ちると言われている産毛とか軟毛の類ですね。
見せられたコロコロのシートには確かに産毛や軟毛が硬いしっかりした毛に交じってくっついています。
しかも、その数が全体に3分の1程度もありました。
これを見て、一時的に踏みとどまっていた髪のサイクルがまた悪化したらしいと感じました。
もう一つは僕の頭頂部に関する指摘で、いつも赤味があるというものでした。
このころはものすごいストレスでしたので、頭皮にかゆみを感じることが多くありました。
内臓のどこかに不調がある場合、頭皮に赤味がさすことがあるようですから、もしかしたら、心だけではなく、体も変調をきたしていたのかもしれません。
ちなみに、ほてりを感じる、かゆみを感じるというのは、洗髪だけで200本の抜け毛を経験したときの前兆もこういうものでした。
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うつ病になる直前には、産毛の抜け毛が勢力を拡大してきた、頭皮のかゆみが復活してきた、という悪影響があったということですね。
なぜ食事を見直そうと思ったのか?
うつ病にかかってしまった僕は、そのあと、結局仕事をやめることになります。
その後の食事の仕方と関係のあることなので、うつ病になってしまった後に関してすこし補足しておくと、うつ病の診断を受けてすぐ医者にかかるのをやめました。
理由は次の3点です。
●会社は辞めることにしたので、そもそもうつ病になった原因をとりのぞけると思ったから(だから、回復できる可能性は高いと思った)
●食事後の眠気、気分の落ち込みが激しく、もう一度食事を含めた生活習慣を見直せば、回復できる可能性があると思ったから。
一応断っておくと、僕がこう考えたということなので、現に今、うつ病と戦っていらっしゃる方に対して、プレゼンしようなどという意図は毛頭ありません。
そうした方は信頼できるお医者さんをみつけてその人と一緒に治していくという方法が一番だと思います。
あくまでも僕の場合ということで言えば、まず、薬自体の効果に疑問を持っていた、ということです。
薬だけで完治する人というのは5割あるかどうかというのが実感だという率直な見解をその医師から伝えられたことも判断に影響しました。
「会社は辞めることにしたので、そもそもうつ病になった原因をとりのぞけると思ったから」というのは、会社でうまくいかずに、うつ病になってしまったわけですね。
会社を辞めたわけですからとりあえずその部分では解放されるのでは考えました。
「食事のあとの気分の落ち込み」という部分に関しては、乱れてしまった食生活を、会社を辞めるまで完全に元に戻すことができていませんでした。
特に、炭水化物をドカ食いしてしまう悪癖の復活と、新しく会社で覚えてしまったケーキなどの甘いものを取る癖です。
それと、たんぱく質の量が不足しているという事実もありました。
この部分をなんとかすれば、かなり違いが出てくるのではないか、そういう考えを持っていました。
食事の気分の落ち込みとは、どういうものなのか?
炭水化物をドカ食いしたときの気分の落ち込みというのは僕の場合、頭にキリがかかったような感覚です。
何を考えることもとても億劫に感じられて、ひどいときは床に寝そべったまま動けなくなるということもありました。
僕はまず炭水化物をなるべく控えることで、この食後の状態がどうなるか、人体実験をすることにしました。
炭水化物の代わりに肉や魚といったたんぱく質を多くとることを心掛ける、品目は多くとるというのが原則です。
特に気を付けたのが、GI値の高い食品をなるべく遠ざけるということと、食べる順番に気を付けるということです。
(GI値というのは食後血糖値の上昇度を示す指標です)
1日500gくらいは平気で糖質を取っていた日もあるところから段階的に引き下げていくという、ゆるやかな「糖質制限食」を実践した、ということになります。
僕の場合の糖質制限の着地点
僕の心の状態が、回復してきたのは、1日の糖質が「120g」くらいになったときでした。
これは、3食食べたとして、白いご飯を毎食お茶碗3分の1くらいの量です。
その時点でケーキなどの甘いものは完全に断っていましたので、ほかに足される糖質は野菜や大豆に含まれるものの合計ということになります。
(その合計がだいたい120g程度です)
ずっと続けていたごはんの代わりにじゃがいもというのも糖質過多になってしまうのでやめました。
それと、糖質だけにこのときは注目していたので、フルーツも取ることをやめました。
このころの典型的な食事を書き出してみましょう。
なお、会社を辞めて、食べる量の比率というのも変えました。昼が一番多く、次いで朝、それから夕飯が一番少ないということになります。
上の例は一番量を取っていた昼飯の典型的な例ということになります。
朝は
※炭水化物なし
などとなります。
僕はだいたい1か月半から2カ月かけて段階的に糖質の量を減らし、2カ月程度で上のような食事に行きつきました。
うつ病、その後の食事
僕の今に至る食事というのはここまでの経緯でほぼ固まりました。ポイントは動物性のたんぱく質をきっちり取るということです。
これは、髪を作る酵素に必要な栄養素と言われているのがタンパク質、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンCだと言われていることから、髪にとっても理にかなったことだと思います。
髪自体はたんぱく質が主原料ですから、これをどう取っていくかというのが一番のポイントになるわけです。
動物性のたんぱく質、特に赤身(豚肉、牛肉)に関しては、がんとの相関性の指摘が欧米でだされていますね。
そのあたりをどう考えるか、個人の判断ですが、僕の場合は、魚、肉を毎日しっかり取るというのが食生活の中心です。
注意があるとすれば、加工肉の類は基本口にしない、ということです。
ベーコン、ハム、ソーセージなどですね。
今の実際の食事のところで、詳しく触れていますが、添加物の類もなるべく口にしないようにしています。
そもそも食品で補える栄養素をわざわざ体に負担が少なからずあるものを口にする必要はないというのが基本的な考えです。
長くなってしまいましたが、これがうつ病になってほとんど今と同じ食事を取ることになる経緯です。
そこからのマイナーチェンジはひどい痔になってしまったためでした。
「その食事間違っています! 薄毛と食事の本当の関係とは?」
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